台北から片道約1時間でアクセスできる、台湾中部の都市・台中。

もし台中観光に行くならぜひ知っておきたいスポットが、台湾鉄道・台中駅の真横にある「旧台中駅」です。

日本統治時代に建てられた当時の駅舎や列車、ホームが無料見学できるのはもちろん、併設されているフードコートには無料Wi-Fiがあったり、雨宿りやひと休みするのにもぴったりなんです♪

【なんだか懐かしい気分♪】

初代の台中駅が建てられたのは、日本統治時代の1905年。当時は木造の駅だったものの手狭になり、1917年に趣のある赤レンガ造りの建物が二代目の台中駅として建てられました。

2016年に新駅舎が誕生したため、この建物は駅としての役割を終え「旧台中駅」として国の史跡に認定されています。

そして現在では文化施設「臺中驛鐵道文化園區(タイジョンイーティエダオウェンフアユアンチュ)」として無料で見学できるようになりました。

近代的な新しい台中駅と旧台中駅が隣り合わせに建ち並ぶ、新旧入り混じる光景もフォトスポットとしておすすめです。

【当時の改札やホームを見学!】

中に足を踏み入れると、当時使われていた時刻表が壁一面に。このアナログな感じは過去にタイムスリップしたかのような、不思議な気持ちになります。

1940年代の木造の切符売り場を再現した展示も、なんだか時代を感じました。

さらに当時のホームへとすすんでいくと、過去に運行されていた電車を見学できます。

たとえば、台湾鉄道史上初の電気複式ユニットの電車「EMU100型」は、1978年ごろに製造されたもの。

私が訪れた日は残念ながら台風が近づいていたため中に入れませんでしたが、1966年10月31日に「光華號(グアンフアハオ)」として営業を開始した、当時の列車「DR2700型」の内部を見学することもできますよっ。

【フードコートでひと休み!】

見学をひと通り楽しんだら、旧台中駅と新台中駅を結ぶように併設されたフードコート「鐵鹿大街(ティエルーダージエ)」へ♪

レストランやファストフード店、カフェやお土産屋さんなど、さまざまなお店が並びます。無料Wi-Fiもあって、このあとどこに行こうかな〜と調べるときにもぴったり。

【カフェで休憩しながらスマホを充電!】

コーヒーや軽食が楽しめる「歐棒咖啡(CAF’E O’BON)」には、コンセントがある席があるのでおすすめ。

私はスマホとカメラを充電しながら楽しんでみようと思います。
メニュー表には英語表記もありました。


ここでは、「美式咖啡(アメリカンコーヒー)」(80元 / 約360円)を注文しました。

ひと休みしながらスマホたちがチャージできるのを待とうと思います♪

【台中観光するなら知っておこう!】

スマホの充電がなくなってしまったときや電車まで時間が空いてしまったときに便利な「旧台中駅」。

急に雨が降ってきたときも雨宿りができるスポットがたくさんあるのがいいところです。

台中観光をするのなら、覚えておくと安心のスポットだと思いますよ!

■今回紹介したスポットの情報

スポット名:臺中驛鐵道文化園區(中国語)
住所:台中市中區台灣大道一段1號(Googleマップ)
営業時間:平日11:00~21:00、土日祝日10:30~21:30
定休日:なし

※日本円への換算は、2023年8月現在のものです

撮影・執筆:Yui Imai
Photo:(c)Pouch