童話「ヘンゼルとグレーテル」の主人公が迷い込んだ、お菓子の家。“本当にあったらいいのに……”と幼いころ夢見た人は多いはず。今回は、そんなお菓子の家にありそうな、ポップでキュートなチェアをご紹介します!
スイーツのような見た目の通り、「ハードキャンディ・スツール」と名付けられたこちらのチェア。台湾のデザイナー、Jojo Chuangさんが作り上げました。
泡が盛り上がって形づくられたような、なんとも不思議な形状の座面部分には、なんと気泡剤が使用されているとか。
フワフワとした細かな泡を彩るパステルカラーが、より甘さをプラスして、うっとりと眺めていたくなる仕上がりになっています。マーブル模様のような、ゆるやかな色の流れがデザインのアクセントになっているのもステキですよね!
デザインを立体化する際、いかにして質の高い手作り感を出すか、という点に力を注いだというJojoさん。硬質なデザインを手がけることが多い中、ハードキャンディ・スツールに関しては、柔らかく、思わず触ってみたくなる作品を目指したそう。制作の過程には、グラフィックデザインやファインアート(造形美術)を学んだ経験が大いに活かされているといいます。
その素材の性質から、一つとして同じ形のものはない同作品。カワイイだけじゃない、デザイナーのこだわりがギュッと詰まった一品です。座っても、眺めても、それだけでワクワクしちゃいそうですね!
参考:Jojo Chuang Design
執筆=沢野ゆうこ(c)Pouch
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