8月5日に原宿にオープンしたばかりの「THE TERMINAL」へ行ってきました。THE TERMINALは、「働く人たちがどんな場所でも仕事をできるように」という思いで作られた空間。できることがたくさんあります。




インターネットはもちろん、電源もあり(PCを持ち歩いて外で作業をする人には最高)、コピー機もあり、MTGルームもあり、貴重な資料もあり、ひとりでお茶もできる……という快適なスポット。加えて24時間営業です!

気になる座席については、窓際のカウンター席、中央のiMac常設席、ソファ席、2人用テーブル席の全41席。ソファ席は気持ち良いです。良質なソファを使っているかと思われます。まったり・ゆったりしたいときにオススメ。窓際は特に集中できそうです。

システムはシンプル。まず受付カウンターで会員登録を。なんとiPadで会員登録、というスタートからクリエイティブな感じです。入会費は150円。免許証などの証明書を提示すればすぐに会員カードが発行されます。

使用料も驚くほど安い。漫画喫茶などよりもお得なのではないでしょうか。基本使用料が30分で190円。3時間パックが1,050円。MTGルームを使用する場合は、30分で500円。パッと手早く打ち合わせをしたいときに、30分以内で終わるよう徹底できるかも!


店内にある設備は「うーん、すごい」と唸ってしまうレベルです。iMacが6台あり、使い放題。なんとPhotoshopなどのWeb制作に使うソフトが入っています。「家のPCにはそういったソフトは入っていないけれど、休日会社に行って作業をしたくない」という人には重宝することでしょう。原宿の落ち着いた場所で優雅に作業。これはテンションが上がります。


またすべてのテーブルに電源が併設されています。家の電源もこんな感じだとイイのに……と思えるくらい、削ぎ落とされたお洒落デザインにうっとりします。「電源カフェ」と銘打ってはいても、すべてのテーブルに電源があるカフェは少ないでしょう。そういう意味でもTHE TERMINALは希有な存在でしょう。



気になるドリンクは、ソフトドリンクに限って無料。コーヒーなどを自由に飲めます。ミルクがミニタイプのものではなく、カフェ仕様の容器で用意してある点がステキでした。アルコールも置いてあります。フードはパニーニが有力。


また注目すべきは、毎月変わる本棚。著名なクリエイターが交代で、毎月本棚のディレクションを行います。今月は「Glyph.」の柳本浩市さん。出版や展覧会のプロデューサーから企業コンサルまで、幅広くクリエィティブな仕事を行っている方です。

植草甚一氏に影響を受けて、幼い頃からものを集めていたというだけあり、60〜70年代に植草氏が責任編集していた『宝島』が並べられています。環境や世界をテーマにしたものが中心となっています。

また今回は柳本さんが昔から作っていたスクラップブックも置いてあります! これはかなり貴重な資料であること、間違いなし。なんとコピーもできるようです! 毎月変わる本棚なので気になる方は急いで。

普通にカフェ利用するもよし、仕事で使うもよし、本棚を満喫するもよし。使い方はあなた次第! 居心地抜群なスーパークリエィティブスポット「THE TERMINAL」は一度行ってみる価値あり。リピートしたくなること間違いなしのカフェでした。

(取材、写真、文=sonoko0511

取材協力:THE TERMINAL(http://theterminal.jp/