突然ですが、たまに登りたくなるのが富士山です。今住んでいる街の高台から、高層ビルから、新幹線の車窓から――ふと視界に入った富士山を見ると「今、山頂からの景色はどんなものだろう?」と思いを馳せてしまうのです。
私(ハトポン)は約10年前、軽い気持ちで9月の富士山を登ったことがあります。日本一高い山頂から見える景色は、まさに “日本一” の絶景でした。一度でも登ったことがあるならば、なおさら登りたくなってしまうのです!
ということで富士山登頂未経験者の同僚メル&オオサカの2人を従えて、8月のお盆まっただ中に富士山アタックしてきました。「所持品リスト」などの記事は、すでにメル氏が書いておりますが、私ハトポンがまずお伝えしたいこと。それは携帯電話の電波です!
【メンバー3人みんなソフトバンクのiPhoneだった!】
もし山で何かあったとき。頼りになるのは携帯電話です。もしも遭難しかかったとして誰かに助けを求めたいとき。すかさずケータイを取り出したら、「けっ、圏外じゃーっ!」という状況だけは避けなければなりません。
ところがです。
今回の富士山登頂メンバーは、私をふくむ3人とも、そろいもそろってソフトバンクのiPhone! 他キャリアのユーザーからは、ただでさえ「電波がなあ」とバカにされるソフトバンク! 都心で使っていて不満に思うことはありませんが、相手は富士山。標高3000メートル越えの富士山です。
心配になってネットで調べてみると、「ソフトバンクは富士山頂しか使えない」なる書き込みがチラホラありました。五合目で使いたかったらどうするんじゃ! 八合目で何かあったらどうするんじゃ! そんなんでいいのかソフトバンク! ……と、自分の携帯電話キャリア選択を恨んだりも。
でも。もしかしたら。一発逆転ホームラン打ってくれるんじゃないか孫正義。そんな淡い期待を持ちつつ、特にドコモやauなどは用意せず、そのまんまソフトバンクのiPhone3台で富士山登頂に挑んだのでありました。
【五合目、六合目、七合目……と電波をチェック。すると……!!】
我々が挑んだコースは須走ルート。出発してからすぐにジャングル的な森林に突入。深い深いジャングルに入って行くと、たしかに電波は弱くなる。「チラリと圏外、がんばって復帰」的な動きもある。だがしかし、だがしかーし!
六合目、本六合目、七合目、本七合目、八合目――と、山小屋的な建物のある休憩地点で電波を観測してみると、バッチリ電波が立っている! 休憩地点でなくとも、登山中にもチラチラと電波をチェックしてみたが、不安定ながらもバッチリ電波は立っているではありませんか!
カシャリと写真を撮って、そのままFacebookやInstagramにアップロードすることも可能! GPSもしっかり機能していて、撮影場所を示すチェックイン(ジオタグ)的な操作もバッチリでした。なんだ、なかなかやるじゃんソフトバンク! 疑ってごめんよソフトバンク! ダメなヤツかと思ってたけど、正直、見なおしたっ! よくやった!
なお、須走ルートで下山中にも電波はしっかり受信しており、オフィスに残る同僚から安否確認の電話もしかと着信。電波ビンビン! とまでは言えませんが、ソフトバンクのiPhoneでも、富士山アタックは安心して行えたのでありました。
ただーし! 須走ルートでの測定なので、他のルートでの電波状況はわかりません。もし心配ならば、他キャリアもあわせて持参すると鬼に金棒かと思います。ちなみに各山小屋には「FOMA入ります」というステッカーが貼ってあったので、ドコモならば間違いなさそうです。
(文=ハトポン / 写真=Pouchアウトドア部)
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