パン専用焼き網を購入して以来、食パンに取り憑かれた者です。

今回は、「注文しないと買えない」「受注も受け取りも月に2回だけ」という超レア食パン、ヤマザキ「ゴールドソフト」を食べてみました。

公式サイトでは “最高級食パン” と銘打たれている「ゴールドソフト」、お味はもちろん注文方法についてもご紹介しますよ〜っ!

【そもそも「ゴールドソフト」とは?】

山崎製パンの公式サイトによると、「ゴールドソフト」は “生クリームとバターと卵を贅沢に加えて焼き上げた最高級の食パン” とのこと。「厳選された上級小麦粉を使用」「ソフトな食感と豊かな風味」が特徴だそう。

山崎製パン公式サイトより

そんな高級パンなので、スーパーやコンビニで気が向いたときに買う……なんてことはできません。事前予約が必要で、その予約日も月に2回に限定

かなりスペシャルかつレアな食パンといえるかもしれません。

【デイリーヤマザキなら1斤から買える!】

そんなヤマザキ「ゴールドソフト」の注文方法は、以下のとおり。

12月を除く毎月第2、第4金曜が受取日なので、その週の月曜までに、
①web(Daily365.net)もしくはデイリーヤマザキ等の取扱い店舗で注文
②注文した週の金曜日に指定の店頭で受け取り

また、webで注文する場合は3斤(1本)のみ、スライスなしの販売になりますが、店頭注文なら1斤サイズが申し込み可能です。

さっそく近所のデイリーヤマザキに行き店員さんにゴールドソフトを注文したい旨を伝えると、「申し込み用のチラシがある」とのこと。私は入り口近くで見つけました。

レジでペンをお借りし、必要事項を記入して控えをもらって申し込み完了。1斤で税込み628円です。ワオ、高級! 支払いは先か後かを選べました。

それにしても、

「東日本・九州は6枚スライス、中京・関西・中四国は5枚スライスとなります」

とあるところに、垣間見える東西食文化の違い。食パンって地域によって好まれるスライスの枚数が違うんですね。

【パッと見は普通の食パンなんだけど…】

受け取り当日。デイリーヤマザキのレジカウンターの上には、高級感あふれる「ゴールドソフト」の紙袋がいくつか並んでいました。意外と皆さん、注文していらっしゃる!

ワクワクしながら帰宅し、袋から出してみると、外見は至ってフツーです。

「ゴールドソフト」と書かれていなければ、いつもの食パンと何ら変わらないパッケージ。ちょっと拍子抜け?

あんまスペシャル感ないな〜と思いつつ開封した途端、ムワッと立ち込めるバターの匂い! わわわ、ナニコレ!

お皿に出すと、普通の食パンとはあきらかに色が違う……パン生地が黄みがかっているんです。

ちぎるとしっとり、そしてキメが細かい!

この日はせっかくなので、トーストせず食べてみたのですが……口の中にたっぷり広がるバターの風味、しっかりと感じられる甘みとコク

間違いなく食パンなのに、味わいはデニッシュのようなんです。ううう、おいしい〜っ!

【高級食パン「ロイヤルブレッド」と食べ比べ!】

最高級なだけあって、かなりおいしい「ゴールドソフト」。でも、スーパーにも少しお高めの食パンってありますよね?

最寄りスーパーで売られているヤマザキの食パンの中で、1番高価だった「ロイヤルブレッド」(1斤税込218円)の登場です。

比べてみてまず、色と香りがぜんぜん違うことに驚き。

ロイヤルブレッドは白く、バターの香りより小麦の香りが強いように感じます。

さらに違いがわかるのが断面。キメの細かさがまったく違う……!

ただ、「ロイヤルブレッド」も本当においしいんです。小麦の味がしっかりするし、適度な食べごたえと軽さで「食事に添えるパン」として王道の味わい。

スーパーで買える食パンはどれも大差ないだろうと、わざわざ高めのこちらを購入して食べたことは今までなかったのですが、今後は思わず手に取ってしまいそう。

いっぽうの「ゴールドソフト」はバターの香りと甘みが際立っていて、そのまま食べてもおいしい代わりに、パンそのもののおいしさをトコトン味わうもの、というイメージ。

もちろん食事に合わないわけではありません。でも味や食感の方向性がそもそも違うので、“食パンとしておいしいか” となると好みが分かれそうだと感じました。

【1度は食べてみてもいいかも】

山崎製パンの最高級食パン「ゴールドソフト」は、そのレア度を裏切らないスペシャルな味わいの食パンでした。ただ、購入の手間と価格を鑑みるとリピは正直微妙かも。

それでも食べきってしまったあとに「これでフレンチトースト作ったらさぞ背徳的なおいしさなんだろうな…」という考えが頭をよぎったので、なにかの拍子にまた買ってしまうかもしれません。

バターの風味たっぷりの濃厚なパンが好きな方には、ぜひ1度味わっていただきたいです。

取扱い店舗や注文方法などくわしくは、参考リンクからご確認くださいね!

参考リンク:山崎製パンDaily365.net
執筆・撮影:森本マリ
Photo:(c)Pouch