チェコの60年代ヌーベルヴァーグの傑作にして、女の子映画の決定版、名画「ひなぎく」。
あの小泉今日子さんや漫画家の岡崎京子さん、ミュージシャンのカヒミ・カリィさんらがこぞって「大好き!」と絶賛する同映画が、なんとスクリーンで楽しめちゃうというビッグニュースが飛び込んでまいりましたよ!
5月10日から30日までの期間、渋谷にあるシアター・イメージフォーラムにて連日21時よりレイトショー上映。今年3月にこの世を去ったヴェラ・ヒティロヴァー監督が手掛けた同作は、単なるオシャレ映画のようでありながら、その中に深い意味合いが盛り込まれていることでも、有名です。
マリエとマリエ、同じ名前を持つふたりの姉妹が全編通し行っているのは、イタズラのように見えて、実は世界への反乱。その筋書きを完全に理解するには、時代背景やチェコ語への深い理解のないかぎりは不可能とも言われています。
でもねぇ、DVDを所有するほど同映画を愛する記者の個人的な見解としては、それは徐々に理解してゆけばいいのかな、とも思うのですよ。
入口は、「オシャレで可愛い! 観ていてめっちゃ元気出る!」、コレで十分。もっと深いところまで知りたくなったら、自然と調べてしまうでしょうし、まあとにかく1度スクリーンで観てみて。女の子のテンションをググッとあげてくれるシーンがてんこもりだから!
また、「ひなぎく」と共に同時上映される、チェコアニメーションの新たな巨匠イジー・バルタ監督の初期の傑作短篇も、見どころのひとつ。
1本2分から10分ほどの短編作を、「ひなぎく」と共に上映。1週間ごとにそのラインナップが変わるので、毎週通いたくなっちゃうんですよねぇ、コレが。ただし、17日から23日まではバルタ作品のみ上映、「ひなぎく」の上映はありませんので、この点ご注意くださいね。
ちなみにバルタ短篇作品は、これが日本での最終上映になるとのこと。なにからなにまでレアづくしな、5月10日から始まる、シアター・イメージフォーラムのレイトショー。お時間のある方はぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。
参考元:Jimdo
執筆=田端あんじ (c)Pouch
▼神戸・京都・大阪・名古屋・札幌でも5~6月、順次上映予定だそうです☆
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