ラーメンバーガーといえば、バンズにラーメンを挟んだロッテリアの限定商品を思い浮かべる人が多いかもしれません。
でも海外で「Ramen burger」というと、ジューシーなビーフパティをバンズに見立ててこんがり焼き上げたラーメンでサンドしたものを指します。酷評されているラーメンバーガーと違って、なんだか美味しそう!
海外で話題を集めているラーメンバーガーは、米カリフォルニア州出身の日系人Keizo Shimamotoさんが考案したものだそうです。2013年8月に行われたニューヨークのフードフェアに出店以来、連日行列ができるほどの人気メニューに。
アメリカを始め海外メディアでも話題を呼び、イギリスやオーストラリアなどでも同じようなコンセプトの「ラーメンバーガー」を目にする機会が多くなりました。ちなみにShimamotoさんのラーメンバーガーは、ビーフパティとトマトや玉ネギなどの野菜をしょう油ベースのタレでいただきます。
本家本元のラーメンバーガーではありませんが、シドニーで暮らす日本人の間で人気のレストラン「JAPAZ(ジャパズ)」で似たものを見つけました。同店のオーナーシェフは、恵比寿にあるミシュランの三ツ星フレンチ「ジョエル・ロブション」やシドニーで高い評価を受けている「Testuya’s(テツヤズ)」などで修行を積んだ経歴の持ち主。和のテイストを加えた創作料理風のタパスメニューがウリの同店ですが、「なぜラーメンバーガー?」なのか気になるところ。
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●Ramen burger(12.5ドル/約1200円)
バンズからはみ出すほど大量のシャキシャキ野菜にボリュームたっぷりのビーフパティ! マヨネーズをベースにケチャップやオリーブオイルなどを加えたサウザンアイランドでいただく、サラダ感覚のバーガーです。添えてある海苔がなんとなくオシャレ。
ラーメンバンズは表面がカリッ、中はしっとりふわっとした食感。見た目よりもずいぶんと軽い感じで、パンでいただくよりもあっさりした印象を受けました。
一緒に試食をした友人は「普通に美味しいけれど、日本人としてはラーメンとハンバーガーは別々に食べたい」とのこと。記者も同感です。
日本人の好みとは若干異なるこのラーメンバーガー、ライスバーガーの美味しい「モスバーガー」が開発を手がければ、きっと日本人の好む味わいに仕上げてくれるのではないかと密かに期待しています。
それにしてもドーナツとクロワッサンが合体した「クロナツ」に、ラーメンとハンバーガーを合体させた「ラーメンバーガー」など、アメリカの人たちの豊かな発想力にはこれからも注目ですね!
参照元:Japan Times,JAPAZ
取材・撮影・執筆=横山ローズ (c)Pouch
▼カフェのような雰囲気の「JAPAZ」店内
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