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関東地方もすっかり夏本番。毎日暑い日が続きますね。日差しが強くて汗をかく夏は、野菜をたっぷり食べてビタミンをとりたいもの。とはいえ暑い夏は食欲も落ちがちだし、野菜をたっぷりとりたい気持ちはあるけれど調理の手間はかけたくないし、かといってサラダばかりでは飽きてしまう……。そんな悩みを抱える人もいるのでは?

今日ご紹介するのは食欲がないときにも食べやすく、手軽に作れるピクルスです。しかもただのピクルスではありません。ピクルス液にハーブティを使った「薬膳ピクルス」なんです。

【早速つくり方を紹介しましょう!】

■薬膳ピクルスの材料
【材料】
・ セロリ、きゅうり、にんじん: お好みの分量
・ 酢: 野容器に入れた野菜がしっかり浸かる量の半量
・ 水: 酢と同量
・ ハーブティのティーバッグ: 1回分
・ オリゴ糖: 適量(容器の口に沿って一回しする程度)
・ 塩: 適量(減塩ダイエットとして、塩分を入れないのもオススメ)
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上記の食材に加え、フタがしっかり閉まる容器を用意してください。

【オススメのハーブティ】
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今回は、ペパーミント、ジンジャー、レモングラス、くこのみ、なつめ(デーツ)を使って自家製のハーブティを作りましたが、市販のハーブティでももちろん大丈夫です。オススメのハーブティは以下の3つ。体質や体調に合わせて選んでください。

◯ハイビスカスとローズヒップ
クエン酸、ビタミンCが含まれています。疲れやシミ、日焼けが気になる時にオススメ。

◯ペパーミント
体にこもった熱を冷ましてくれます。暑くて寝苦しいときや夏風邪のときにオススメ。

◯ルイボスティー
ミネラルを豊富に含み、活性酸素を除去する力も緑茶の50倍近く含まれているといわれています。夏バテや日焼けをしたときにオススメ。

【作り方】
1. 野菜を容器に合わせて細長く切り、容器に詰める
2. 鍋で湯を沸かし、沸騰したらハーブティを入れる
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3. 1にお酢とオリゴ糖を入れる
4. 2が一煮立ちしたら火をとめ、暖かいまま3に加えてフタをする
5. 容器を上下にゆっくりと振って液を混ぜ、室温で冷ました後、冷蔵庫へ入れる
6. 冷蔵庫で2時間以上冷やす
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■酢は疲労回復にもダイエットにも◎

ピクルスに使う酢には、胃液の分泌を促進して食欲を増進させるだけでなく、うれしい効果があります。まず、便秘の解消。酢は腸を刺激して、自然なお通じが起こりやすいしてくれるのです。

それから、ビタミンCと一緒にとることで、体がビタミンCを吸収しやすくしてくれます。さらに、酢は血行を良くしてくれるので、冷えの改善にもつながります。まさに夏にぴったり!

■別の野菜でも大丈夫!

今回はセロリ、きゅうり、にんじんを使いました。セロリは、活性酸素を除去するビタミンC、ビタミンEを多く含み、日光でダメージを受けた肌を助けてくれます。中医学的にイライラを抑える野菜ともいわれていますよ。

きゅうりはホスホリパーゼという脂肪を分解する酵素を含むので、ダイエット効果も期待できます。そしてにんじんに含まれるβカロテンは、美肌や目の疲れに効果あり! いずれの野菜もカリウムを含むため、むくみ解消にも役立ちますよ。

でも、薬膳ピクルスに使うのは、これ以外の野菜でもOKです。パプリカやズッキーニなどもおいしいですよ。

手軽に作れる薬膳ピクルスで、健康的で楽しい毎日を作りましょ! ぜひ皆さんも試してみてくださいね。

レシピ考案・料理・撮影=薬剤師・国際中医師・国際中医美容師 大久保愛