例えば混雑した電車の中でスマホで音楽を聴いているときに、音量の調節や曲のスキップをしたくても、カバンやポケットからいちいちスマホを取り出して操作するのは大変ですよね。
そんなときに、タトゥーのような肌に貼ったおしゃれな模様をシュッと触るだけで、スマホを操作できる時代がやってきそうです!
【MITとマイクロソフトが開発】
マサチューセッツ工科大学の研究チームとマイクロソフトリサーチが共同で開発した「デュオスキン(DuoSkin)」。肌の上でいろいろな機能や使いやすさを短時間で試行錯誤できるように、と考えられた製造手法です。
デュオスキンで製作したデバイスは、メタリックな質感とモダンなデザインが特徴的で、一見、普通のタトゥーシールにしか見えません。
【3つの機能をデモ】
いろいろな可能性があることを示すために、3つの機能が提案されています。タッチセンサーになる「インプット機能 」、シールの色を変化させる「アウトプット機能 」、情報を別のデバイスと無線でやりとりできる「コミュニケーション機能 」です。
「インプット機能」は、単純なオン・オフのスイッチだけでなく、タッチパネルのようなことも実現。
「アウトプット機能」は、温度で色の変わるサーモシールの色を変化させられるので、例えば心理状態や体調を他人にも伝わるように視覚的に表現できます。
「コミュニケーション機能」は、スマホなどの他の端末と無線でデータをやりとりできるので、例えばおサイフケータイの代わりにしたり、映画やコンサートのチケットに使ったりできそうです。
【金箔が使われています】
素材には金箔を使用。デザイン的な要素もさることながら、他の金属素材よりも耐久性に優れ、肌に貼り付けるのに適しているからなのだそう。
タトゥーシールでスマホを操作したりデータを送受信できたりするなんて、なんだかSF映画の世界みたい。どんな製品が出てくるか楽しみですね。
参照元:DuoSkin [公式サイト、vimeo]
執筆=南野バンビ (c)Pouch
▼ボディアートとしても素敵
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