結婚しても3組にひと組は離婚すると言われる現代日本。いったい世の奥様たちは夫の何に嫌気がさして離婚したくなるんでしょうか。
そのひとつとなるのが「夫の仕事」。リスクモンスターが実施した第5回「離婚したくなる亭主の仕事」調査結果によると、妻の約半数が夫の仕事に不満があると答えたそう! さらに妻の3人にひとりは夫に転職してほしい、10人にひとりは夫の仕事が原因で離婚したいと思っていることが明らかに……。
こわい……外は暑いのになんだかヒヤ~ッとした気分になってきたのは私だけ……? 「離婚したくなる亭主」とは収入が低いせい? それとも仕事内容が原因? こわいけどここはもうちょっと深堀りして見ていきましょう!
【夫の収入が低すぎても高すぎても不満が出やすい】
20~49歳の既婚者女性600人を対象におこなわれた「離婚したくなる亭主の仕事」調査。
「夫の仕事に対する不満があるか」との質問に「不満がある」と答えたのは49.0%。世の奥様の約半数は夫の仕事に不満があるようです。
また、年収400万円未満の低所得層と年収1500万円以上の高所得層で「不満がある」と答えた人が多いという結果に。収入が低すぎても高すぎても、妻は夫の仕事に対して不満を抱きやすいということみたい。
【若い夫婦ほど離婚したいと考える?】
そしてそして、「夫の仕事が原因で離婚したい」と考えている妻は全体の12.0%も存在していることも明らかに! 「離婚したい」と回答した内訳を年齢別で見ると「20代」が最も高く(13.5%)、次いで「30代」(12.5%)、「40代」(10.0%)の順となり、年代が低いほど離婚を希望する割合が高くなる傾向が出ました。
これは年が若いほど「やり直しがきく」と考えるということでしょうか。年齢が上がるほど離婚への意欲がなくなるというのは「諦め」も大きいように感じます。
【妻の不満が高くなるのはどんな職業?】
ちなみに「夫の仕事に対する満足度」を業種別に集計したところ、「不満」「転職希望」「離婚意識」のいずれにおいても高い回答率となったのは「農業」「建設業」「食品製造業」「不動産業」「飲食店、宿泊業」「医療、福祉」だったそう。
業種によっては「残業が多い」「休みが少ない」「家庭をかえりみる時間が持てない」といった問題も出やすく、そのため妻側としては不満が大きくなることもありえそうです。これらの仕事についている男性は、奥さんの不満が溜まっていないか確認したほうがよいかも!?
【離婚を回避するために……】
こうして見てみると、なかなかシビアな現実を突きつけられているような……。このトピックスを教えてくれたロケットニュース24の男性記者によると「離婚したいって言われたら、もうするしかないよね。だって離婚だよ? 直すから〜とかそういう次元を奥さんはとっくに超えているってことだよね」とのこと。
私も今年で結婚10年目になりますが、もし夫にある日離婚を切り出されたら……うん、もうするしかないよね。だって10年も毎日一緒にいて、今さら「どこか良くないとこあったら直すから!」とかそういうレベルじゃないもん。
だから逆に、こちらからにしても相手からにしても「離婚を切り出す」というのはよほど考えた末でのことだと思うのです。妻が「あなたの仕事に不満があるから離婚したい」と言っても、すぐさま「はい、転職します!」「はい、収入アップ!」とはいかないわけで……。お互い思うところがあるのなら離婚に行きつく前に「話し合って不満を解消する」ことが大切なのかなあという気はします。
今回の「離婚したくなる亭主の仕事」調査結果、さらに詳しく知りたい方は参照元からどうぞ。今一度、夫婦のことを考えるきっかけにしてみては?
参照元:第5回「離婚したくなる亭主の仕事」調査、プレスリリース
画像:ぱくたそ
執筆=鷺ノ宮やよい (c)Pouch
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