睡眠不足気味だといわれている現代人。毎日ちゃんと眠れていますか?
「食事と睡眠は相互に影響し合う関係にある」そうで、AI食事管理アプリ「あすけん」×睡眠ゲーム「Pokémon Sleep(ポケモンスリープ)」×睡眠研究所「筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構(IIIS)」の合同調査によると、良質な睡眠のカギを握るのは「たんぱく質」と「食物繊維」なのだとか。
いったいどういうことなのか、さっそくチェックしていきましょっ!!
【気になる調査結果は?】
あすけんの食事記録とポケモンスリープの睡眠記録をもとに、4825人を対象におこなった合同調査。その結果明らかになったのは……次の3つ!
①たんぱく質の摂取量が多い人の方が総睡眠時間が長かった
総摂取エネルギーに対するたんぱく質比率が約19%以上のグループの方が、最も摂取比率が少ないグループと比べて、総睡眠時間が約10分長かった。
②炭水化物の摂取量が多い人の方が中途覚醒が少なかった
総摂取エネルギーに対する炭水化物比率が約52%以上のグループの方が、最も摂取比率が少ないグループと比べて、中途覚醒が最大0.8%程度減少する結果が得られた。
③食物繊維の摂取量が多い人は総睡眠時間・中途覚醒・寝つき(入眠)において改善が見られた
食物繊維を約13g以上摂取しているグループは、最も摂取が少ないグループと比べて、総睡眠時間は最大約10分長くなり、中途覚醒は約1.1%減少、寝つき(入眠)は約2分早くなった。
【炭水化物は「適正量」に!】
今回の調査結果を見るに、「たんぱく質・炭水化物・食物繊維を多めに摂取する=良質な睡眠がとれる」と解釈できますが、そういうわけでもないみたい。
先行研究では、エネルギー摂取量が多く食事の質が低いと、睡眠の質が下がる(睡眠時間が短くなる、中途覚醒が増えるなど)ことがわかっています。そのため、エネルギーの摂取と関連が深い炭水化物は適正量を心がけることが重要なのだとか!
また、先行研究では、「たんぱく質の摂取量が多い=睡眠に良い影響を与える」「食物繊維の摂取量が少なく飽和脂肪酸や砂糖の摂取が多いと、深い睡眠が減り中途覚醒が多くなる」ことも明らかになっています。つまり、たんぱく質×食物繊維を多めにとることが良質な睡眠へつながる、というわけ♪
【たんぱく質&食物繊維が多く含まれる食品は?】
それではここで、たんぱく質&食物繊維が多く含まれる食品をチェックしておきましょう。
■たんぱく質が多く含まれる食品
アジ、カツオ、まぐろ、鶏ささみ、豚ヒレ肉、牛もも肉、大豆、納豆、卵など
■食物繊維が多く含まれる食品
白米や推麦(炊いたもの)、大豆水煮、おから、ひじき、さつまいも、エリンギ、ブナシメジ、切干大根、ブロッコリー、キャベツ、りんごなど
また、ナトリウムが少なくカリウムが多い食事を心がけると、高血圧の予防や改善が期待できるだけでなく、睡眠の質も上がることがわかっています。睡眠に悩みがあるのなら、今日からさっそく、食事に取り入れてみるといいかも!
参照元:プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch
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