「チキンライス」というと鶏肉が入ったケチャップ味の炒めご飯を思い浮かべる人が多いと思いますが、主にシンガポールなどの東南アジアで食べられているあっさり味の美味しい「チキンライス」があるのをご存知ですか?

アジア通なら常識ですが、そのチキンライスとはシンガポールの『海南鶏飯』(ハイナンチーファン)と呼ばれる、鶏肉のスープで炊いたご飯の上に茹で鶏を乗せてスイートチリソースやショウガの風味が効いたタレで食べる絶品料理です。

鶏を茹でてスープを作ってご飯を炊くのはちょっと作るのが難しそうですが、一工夫するだけでとっても美味しい『海南鶏飯』を炊飯器だけで簡単に作ることができるのです。今回はそのレシピをご紹介しましょう。

<炊飯器で作る海南鶏飯の作り方>
■材料(2人前)
米 2合
鶏もも肉 1枚
キャベツ 1枚(あれば)
塩・コショウ 適量
チューブ生姜 小さじ1

・タレ
スイートチリソース
又は
生姜醤油・にんにく醤油

・付け合せ(あれば)
ミニトマト
キュウリ

■レシピ
1.鶏肉に塩・コショウをまぶしショウガを刷り込む

2.米2合を炊飯器に入れ、やや少なめに水を入れる。その上からキャベツをかぶせ、鶏肉を乗せて炊飯する。

※鶏が水にふれるとその部分だけ固く仕上がってしまうので、キャベツの上に乗り水蒸気で蒸されるようにしましょう。ただ、もし無ければそのまま入れても問題無いです。

3.炊き上がったら鶏肉とキャベツを取り出し、余熱が冷めるまで待って鶏肉を冷蔵庫で冷やす。

※もしキャベツも一緒に食べたい方は、ざく切りにしておいてご飯と混ぜてしまっても美味しいです。

4.3が冷えたら食べやすくスライスしてご飯を皿に盛り、3を添えてソースをかければ完成。

茹で鶏を炊飯器で作ることで、簡単に美味しい海南鶏飯を作ることができます。もしアツアツの鶏肉と一緒にご飯を食べたい場合は、3の工程は省いてもOKですよ。

また、付け合せもパクチーを添えるとより本格的に。もし若干味が薄いかな?と思った人は鶏ガラスープの素を炊飯時に大さじ1杯ほど加えると良いので、ぜひ色々と工夫して作ってみてくださいね。

(写真、文=江田島平子