7月7日は七夕。天の川を隔てて離ればなれになってしまった織姫と彦星が、1年に1度だけ会うことができる特別な日です。

しかし雨が降ると天の川の水かさが増してしまうため、渡り切れずに “逢引” も叶わない……。そういや思い返してみると、七夕ってあまり「晴れ」のイメージがないような気がします。

【56年間で「晴れた七夕」は17回】

1961年から2016年まで、7月7日の東京の天気を「goo天気」で調べてみたところ、過去56年間で15時以降に晴れていたのは17回。ここ10年に絞ると、たったの2回だけだったことがわかりました。

「10年に2度しか会えないなんて酷すぎる!」と憤ったみなさん。曇りは26回雨が降ったのは13回だったので、きっと曇りの日は会えているはずです。どうかご安心を!

【七夕に降る雨は「さいるいう」と呼ばれています】

お互い大好きで夫婦になって、そうしたら毎日が楽しすぎて、本来働き者だったにもかかわらず働かなくなってしまった織姫と彦星。

その様子が織姫の父の怒りをかうことになり、ふたりは引き離されてしまったわけなのですが、唯一会うことを許されているのが七夕。雨が降るたび、空の上でさめざめと泣く様子を想像しては悲しい気持ちになっていたっけ……。

なお七夕に降る雨は、織姫と彦星が流す涙に見立てて「催涙雨(さいるいう)」または「洒涙雨(さいるいう)」と呼ばれているのだそうですよ。

【今年は晴れるっぽいゾ♡】

さて、今年の七夕は晴れるのでしょうか? 気象庁が発表した天気予報(7月7日11時時点)によると、東京の天気は「晴れ」です! 東京だけでなく、北海道に東北、中部地方、沖縄にも晴れの予報がでています。

残念ながら九州地方や大阪、広島、高知など、西日本の一部では雨やくもりの予報も出ておりますが、ほとんどの地方では晴れるみたい。願わくば、催涙雨ではなく美しい天の川を愛でたいものですね♪

参照元:goo天気気象庁Weblio辞書
画像:ぱくたそ
執筆=田端あんじ(c)Pouch