7月7日は「七夕」、そして「カルピスの誕生日」でもあります。

カルピスは1919年7月7日、日本初の乳酸菌飲料として発売されました。今やトレードマークとなっている水玉模様は、七夕にちなんで “天の川の銀河の群星” をイメージしたデザイン。しかし登場したばかりの頃のパッケージは、水玉模様ではなかったようなんです。

【初代のデザインが渋すぎる】

カルピス公式サイトによれば、初代カルピスは化粧箱に入ったスペシャル仕様だったよう。

瓶の色もラベルの色も黒く、水玉どころか、模様は1つも見当たらず。赤字ででっかく「カルピス」と書かれたその姿はまるで、鹿児島あたりで売られている焼酎のよう……! あとユンケルにも、ちょびっと似てます。

【3年後に水玉模様になったけれど…今とはちょっと違う!】

水玉模様パッケージとなったのは誕生から3年後の1922年。しかし水玉は水玉でも、「青地に白の水玉」だったよう。色が変わるだけで、印象もがらりと変わるんですねぇ。

さらに時は流れてその10年後、今度は一般家庭への普及向けに製造コストを抑えた「赤地に白の水玉」のパッケージを発売従来品と見分けをつけるべく、赤にしたようです。

【「白地に青の水玉」になるまで34年かかりました】

よく見慣れた「白地に青の水玉」パッケージとなったのは、1953年のこと。戦後のリニューアルを機に一新、発売開始から34年後にようやく、現在のスタイルへと定着したみたい。

ちなみにウェブサイト「カルピス水玉ヒストリー」によると、戦時中の1943年にはビタミンを添加した「軍用ビタカルピス」なるものが作られていたようで、パッケージは「白地にオレンジ色の水玉」でした。

さらに、2012年にはガラスの瓶から、プラスチックのボトルにリニューアルしています。

【カルピスの歴史を探りにタイムトラベルしよ!】

96年というカルピスの長~い歴史を一挙に振り返ることができる「カルピス水玉ヒストリー」は必見です。

サイトにあるタイムマシーンの絵をクリックするだけで、より詳細な歴史を知ることができるのでさっそくチェック。自分が生まれた頃のパッケージを見るだけで、懐かしい気持ちになれること必至ですよ~☆

参照元:カルピスカルピスミュージアム
執筆=田端あんじ(c)Pouch