『乙女の週末』は、週末に少し遠出して森林浴をしたり、美術館めぐりをしたり、手作り体験をしてみたり、訪れた土地ならではのおいしいものを味わったりしようという女性たちのために、ポーチ編集部が実際に訪れたおすすめスポットを紹介するコーナー。第1回目は、フランスの小さなヴィラージュ(村)をコンセプトに、アートと自然と食の融合したミュージアム・パーク『メルシャン軽井沢美術館』をご紹介します。今回のPart2では、美術館とカフェをレポートします(まだPart1お読みでない方はPart1をチェック)。
エントランスを抜ければ、ヨーロッパの田舎町に迷い込んだかのような緑豊かな風景が目前に広がります。白樺の木々が生い茂る小道を散策しながら、美術館へ足を運んでみることにしましょう。『メルシャン軽井沢美術館』は、春から秋にかけてヨーロッパ中心の近・現代美術を展示しており、記者が訪れたときには『小さなルーヴル美術館』展を開催していました(同展覧会は2010年10月24日まで)。
こちらの展覧会は、2008年に三鷹の森 ジブリ美術館で開催された『小さなルーヴル美術館』展を軽井沢美術館仕様に再現したもの。「子どもの目線で見て楽しい」という、子どもの背丈や気持ちに合わせて仕掛けを設置したり、触ることのできる絵や模型を作るなど遊び心のある展示になっています。
覗き窓から16世紀のルーヴルから見たパリの風景を楽しんだり、ユベール・ロベールの絵画「廃墟となったルーヴルのグラントギャラリーの想像図」をジオラマで再現していたり、小さな名画を鑑賞したり、と小さなスケールながら、大人でも想像力をかき立てられる工夫が随所にあって、美術好きでなくてもおもしろい展示だと思います。
可愛いお土産探しも遠出をしたときの楽しみのひとつ。2階建てのミュージアムショップでは、ルーヴルやオルセー美術館グッズやアート関連の品々、フランス製の香水、小物やバッグなどかなり豊富な品揃えです。メルシャンが運営しているだけあり、ウイスキーやワイン関連の書籍も充実していました。ここなら、素敵なお土産がみつかりそうです!
美術館へ足を運ぶときのポイントって何でしょうか? 「興味のある展覧会を開催している」というのがきっと一番の理由だと思いますが、併設されたカフェやレストランの雰囲気がいい、料理がおいしいというのも結構重要なポイントだったりしませんか?
ヴィラージュ内には軽食がとれるカフェ『白樺堂』とイタリアンピッツァの老舗『ラ・ロカンダ・デル・ピットーレ軽井沢』の2店舗があり、記者はテラス席のある『白樺堂』で『エビとアボカドサンド』(1000円)をいただきました。ドイツ風のパンは適度な噛み応えがあり、アボカドソースと茹でたエビとは好相性! 付け合せのサラダも、野菜が新鮮なせいか美味しく感じました。ところで軽井沢は、水と空気がおいしいので、味のよい野菜が育つことで有名なのだそうです。
白樺の木々と庭園を眺めながら、芝生やテラス席に腰をかけてゆったりくつろぐのは極上の時間です。さまざまな楽しみ方ができる『メルシャン軽井沢美術館』は、美術館以外の目的でも立ち寄るのに最適なヴィラージュです!
名称 メルシャン軽井沢美術館
住所 長野県北佐久郡御代田町馬瀬口1799-1
営業時間 9:30~17:00(4月~11月)
休館日 火曜日(7・8月は無休)
Written by sweetsholic / Photo by POUCH
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