国賓として来日しているブータンのワンチュク国王夫妻。国王はイケメン、王妃は美人と話題になっています。そんなブータン国王夫妻が18日午後、福島県相馬市の桜丘小学校を訪問し、震災で被災した子供たちを激励しました。子供たちは、駆けつけた多くの報道陣や国王夫妻を前に、終始興奮気味です。
国王夫妻を歓迎したのは、同小学校5年生と6年生の157名。児童代表として6年生の後藤香純さん(11才)が「ブータンの人々のように力を合わせていけば、(苦難を)乗り越えていけると確信しています」と歓迎の挨拶。津波による被害などの話に差し掛かると、笑顔だった国王の表情も険しくなるなど、真剣に耳を傾けている様子が印象的でした。
さらに、この日のために1カ月以上練習したという、子供たちによる合唱やヨサコイ踊りを披露。初めて見る伊勢の良いヨサコイ踊りに、国王夫妻は「素晴らしい演技、本当にありがとうございました」と笑顔でこたえていました。
国王陛下から子供たちの挨拶では、ブータン国旗の象徴でもある「龍」の話に。実際に龍を見たことがあると話す国王夫妻のお話に、子供たちからどよめきが。国王陛下は「龍は一人ひとりの心のなかにいます。一人ひとりの龍を大切に育てて欲しい」と子供たちにメッセージを送っていました。
国王夫妻を見送ったあと児童代表の後藤さんは報道陣の質問に、「緊張して足が震えたが、失敗しないようにがんばった。練習よりも良くできてよかった」との感想。なお、地元住民らにブータン国王の訪問について尋ねたところ、主婦(76)は「ありがたいことです。福島や日本の将来が不安ですが、こころ強い」と、歓迎ムードでした。
それにしても、間近で見るブータン国王のりりしさと、ブータン王妃の美しさたるや……記者は思わず身震いしてしまったほどです。ジェツン・ペマ王妃は本当に気品高き美人。まさに美人王妃の名にふさわしい、美人のなかの美人でした!
(取材、写真、文=める)
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