ほろ苦いココアクッキーにバニラクリームをサンドしたオレオクッキーは、そのままでもかなり濃厚なおやつ。なんと海外では、このオレオに衣をつけてサクッと揚げ、さらにバニラアイスクリームと一緒に食べるデザート「Wicked Oreos(ウィキット・オレオズ)」という高カロリースイーツが流行しているのだとか。

以前、スコットランドではスニッカーズなどのチョコレートバーを揚げて食べる「揚げマーズバー」を取り上げましたが、海外には何でも揚げたがる輩がほかにも存在するようです。この揚げオレオ、本家アメリカでは「Deep Fried  Oreos」という名で親しまれているそうで、アメリカやカナダ、フィリピンといった国々では定番スイーツなのだとか。さて、フィリピンを旅行中の記者は、このウィキット・オレオズを試食してみることにしました。

ホットケーキのような衣を割ると、オレオクッキーが出現!! 原型はほとんど留めておらず、フォークを入れるとふにゃっとした感触。口に含むと、溶けかかったオレオクッキーとやソース状のバニラクリームが相まって、チョコレート味のドーナツを食べているかのような印象です。「脂っこそうだし、体に悪そう」という考えも吹っ飛び、添えられていたアイスクリームと一緒にパクパク。ちなみに合わせる飲み物は、コーヒーかエスプレッソがおススメです。

このスイーツを食べていた20代のフィリピン人男性は、「フィリピン人ならみんな好きだよ。子どもの頃から親しみのある揚げ菓子」だと話していました。また、この男性によればウィキット・オレオズは家庭でも簡単に作れるお菓子なのだとか。「ホットケーキミックスを使って、アメリカンドッグの要領で作ると上手にできる」そうです。

日本にも上陸する日が来るのでしょうか? 健康面ではあまりおすすめはできませんが、これはイケます。海外旅行先で見つけたら味見してみては?

(文・写真=横山ローズ)