― バリ島が週末旅行の定番になるかもしれない!? ―

今年4月からガルーダ・インドネシア航空が羽田空港に就航。これにより、ぐっとバリ島旅行がしやすくなった。ということは、週末に行く短期海外旅行の目的地として南国バリ島も選択肢のひとつになるのではないか? 

というわけで、週末の旅行でどこまでバリ島を堪能できるのかを実際に検証してみることに! そこで、週末バリを慣行しつつ、せっかくなので庶民生活から完全離脱するべくセレブ旅行を敢行することにした、the. 日本の庶民・編集メル(詳細は“序章”をご覧あれ)。バリとセレブを、いったいどこまで堪能できるのか?

<<飛行機はもちろんエグゼクティブクラスを利用>>
やはりセレブといったら、飛行機の座席はエコノミーより上のクラスに乗らないとね!

という記者の勝手な思い込みから、ガルーダ・インドネシア航空のエグゼクティブクラス(ビジネスクラス)を利用することにしたのであります。


毎度エコノミーに搭乗する際は、数時間もの間あの狭い空間に押し込められるかと思うとテンション駄々下がりだったのですが、今回はまるで初めて飛行機に乗るかのようにテンション上がりっぱなしでした。そうそう、短期ながら癒されに行くわけだし、こういう精神的な負担の軽減は大切なわけです。

それに前回の記事でもお伝えしましたが、エグゼクティブクラスを利用することで羽田空港のラウンジを無料で使用できるなど、もう、あれだけでもリッチ度満点!

<<ちょっと頑張れば乗れちゃうお手ごろさ>>
ちなみにエグゼクティブクラスの気になる価格ですが、通常のエコノミー料金に約7万円ほどプラスするとエグゼクティブにアップグレードできる(※6月現在)とのことで、こんな記者でも手に負えない額じゃないところがエクセレント!

そりゃ、高くないといえばウソだけれど、普通はなかなかこの価格で乗れないのがビジネスだったりします。これ、ガルーダ・オリエントホリデーズ・ジャパン株式会社だからこそのメリット!

<<エグゼクティブクラスなら優先搭乗で煩わしい待ち時間ナシ♪ >>

さて、前回の続き。

羽田空港のラウンジをひとり満喫していた記者。ゆったりとソファに座ってお酒を飲んでいたら、ウトウト眠り心地。あらかじめ設定しておいた時計のアラームが鳴で目覚めたのですが、おかげでかなり疲れがとれました。

高級感あふれる空間にちょっと後ろ髪引かれる思いで、搭乗ゲートへ移動することに。

そう、ここで搭乗開始のアナウンスが流れても、エグゼクティブクラスや身体の不自由な方や小さいお子さまのいる方が優先されるので、通常エコノミーは後回し。いつもほんのちょっとだけ、エグゼクティブとの差を見せ付けられてきた瞬間でしたわ。

今回はもちろんトップバッターで乗ることができて、煩わしい待ち時間を大幅短縮することができ、わずかなストレスも感じられません。

セレブはこうでなくちゃ! なんて、ちょっとだけ優越感にひたっちゃたりしてみる。

<<とにかく広いのです、足が宙に浮いちゃうくらいに>>
席を目の当たりにすると、当然ながら、やはりかなりの広さ! 見るからに乗り心地よさそうであります。この席に座ることを、記者はどれだけ夢見てきただろうか(感激の極み!)。


どのくらい広いかというと、正常位置にあるシートに深く座った場合、手を思いっきり伸ばしても前方の液晶画面(ちなみにタッチパネルです)に手が届かないほど! そして、記者の短い足も床に着かずブラブラ宙に浮いてます。まるで子供になった気分。当然ながら、エコノミーのような圧迫感は皆無です。

<<フル・リクライニングシートで足伸ばせてグッスリ爆睡!>>
どれくらいリクライニングできるのか試してみると、まるで介護ベッドのように、ウイィィィーンと足元や背もたれがゆっくり動き、最終的にはすっかり足を伸ばすことができます。楽チンすぎ!


飛行機のなかで足を伸ばして寝れるなんてなんだか不思議な気分!

と、ひとりキャッキャとはしゃいでいると、さっそくオシボリと飲み物のサービス。ここはシャンパンをお願いして、快適な空の旅がスタートしたわけであります。

時間は深夜1時過ぎ。外は何もみえないけれど、これはこれで雰囲気がとても良く、言い尽くせないほどにステキな時間でした。隣に素敵なメンズがいたら、さらに言うことなしです、はい。

<<料亭級の味が堪能できる機内食>>
なんと機内食にメニュー表があるとは……。さすが、エグゼクティブ!

まず客室乗務員からメニューを渡されて、「洋食と和食のどちらかを選べるから、あとで聞きに来たときに教えて欲しい」という。ちなみに帰りは、バリアンフードと和食からセレクトできます。


記者は、出汁(ダシ)などで大きく印象が変わる和食を注文することに。さて、エグゼクティブといえど空の和食はどうなのかな。

席のサイドに収納されていた折りたたみテーブルの上に白いテーブルクロスが敷かれる。わあ、もうこれだけでも優雅な気分! もちろん料理が入っている容器は、使い捨てなんかじゃない! 重みのある瀬戸物の器に入れられ、フォークやナイフは銀製品。まるでどこかのレストランか料亭にでも来たかのようです。


メインは「鯛湯葉雑炊」。ひとくちでわかるのは、繊細なダシの豊かな風味。さらに柔らかで淡白な鯛、そして口に入れた途端、旅の緊張感を緩和させる湯葉。空の上で、丁寧な和食が食べられることに感動です。





ちなみに帰りはバリアン食をチョイス。これがまたゴージャスでした! 詳しくはVol.10(7月中~下旬頃)ご紹介予定であります。ぜひご覧あれ。

<<おやつなどのサービスも充実♪>>
さて、エコノミーでは味わえない点、それは「おやつ(軽食)」のサービス! バスケット一杯に入ったチョコレートやビスケット、カップ麺などのなかから、欲しいものを選ぶことができます。

ちなみにカップ麺のなかにインドネシア産のものがあったので食べてみると、ジトっと汗が出るくらいの辛さとスッキリする酸味があり、何度でも食べたくなる旨みがあります。似たようなテイストのもので、タイではトムヤムクンのカップ麺が有名だけど、それとはまた違った魅力がある! 日本のカップ麺は凝っていて素晴らしいけれど、東南アジアのシンプルなカップ麺も美味しいんですよねえ。


記者がワインを飲んでまどろんでいると、客室乗務員の方が「お寿司もありますよ」という。そう、軽食がお寿司なのです。ちなみにエコノミーはおにぎり。おにぎりも嬉しいサービス。

実は正直そんなにお腹空いてないんだけれど……空の上のお寿司も気になるよう!! というわけでお願いして寿司も堪能。

あきらかに、太っちゃいますわ。だけど、食べてみたいもの。これも読者のみなさんに紹介したいもの、そんな言い訳をしつつ。

<<オリジナルのアメニティグッズにはロクシタンが入ってる!>>
エンジ色の袋に入れられた、アメニティがもらえます。なかには、歯ブラシ、ヘアーブラシ、耳栓、靴下、アイマスク、そして、「L’OCCITANE(ロクシタン)」のリップクリームが入ってました! フランスのコスメブランドで日本でも人気が高いロクシタンのリップは、女子にとってはかな~り嬉しいですよね。



<トイレの備え付け>
ちなみにトイレには、ハンドソープや乾燥を防ぐためのクリームが置いてあるのですが、なんと、ここでもロクシタンが! 必要もないのに、手にクリーム塗ったみたりして……トイレに行くのが楽しみになっちゃうサービスでした。


<<当然ですが、ぐっすり爆睡!>>
バリに着いたら、休む暇なく1日がスタートする今回の記者の短期旅行プラン。だから機内での時間が唯一の睡眠時間になるんだけれど……。

いくら足伸ばせるからって寝れるかなあ、と心配していたら、客室乗務員の方に朝食の準備の声をかけられるまで、すっかり爆睡。短時間ではあるけれど集中して眠ることができ、爽快でした。

ちなみに食事の際などに声をかけてもらうかどうかは、座席に貼るシールで伝えることができます。機内食が必要ない方などは、「声かけないで」という旨のシールを貼っておけば、着陸寸前までスヤスヤ寝てられますよ!

●幸せすぎる空の旅でありました!
思いっきり食べて飲んで、足伸ばせて横になれて、もう幸せすぎます。ちょっと気がかりなのは、体重……。ま、これはエコノミーでも同じこと! 空の旅は、とにかく食べて飲んで寝て、映画を観て寝て、その繰り返しなわけで。

こうして、編集メルの快適な週末バリ旅行は続くのでした……と言いたいところですが、まだバリに着いてもいない。なのにこの充実ぶりったら! はたしてこの先、いったいどうなるやら。

(成田と関西では、機内で入国審査ができるヨ!)
ちなみに現在、成田と関西の便では、なんと機内に入国審査官が同乗していて、到着ビザの発給と入国審査を完了できるのです。

到着後は「ガルーダの方はこちらでーす!」とスタッフが呼びかけてくれるそうで、長い列に並んで待つことなく専用ブースを通ってスムーズに入国ができます。羽田でもいつかこのサービスが取り入れられるといいなあ!


さて、むっくりと起き上がり朝食を食べ終えると、外はもう明るくなっておりました。わずか1時間ほどで到着とのこと。リクライニングシートのおかげで4時間ほどグッスリと睡眠をとることができ、疲れは皆無! 目下には島々が見え始め、山が間近に迫って見えます。ここもまた、旅のなかで感動する瞬間のひとつ。

さて、お次はいよいよバリ島入りです。っていうか、この「バリ島体験記事」これで3本目なんですけど、まだバリ島に到着していないとは!! この充実ぶり、おわかり頂けますでしょうか。幸せのため息をひとつ。ふひーっ。

つづく

●週末バリ体験記 一覧

(写真、文=メル凛子/ 入国審査画像のみ提供)

■今回記者が利用した旅はコチラ
・ガルーダ・オリエントホリデーズ・ジャパン株式会社
エグゼクティブクラスで行くバリ島旅行(http://goo.gl/qtGQD
・同社 週末バリ島ツアー(http://goo.gl/6FY3Y

▼こちらがガルーダ・インドネシア航空の機体です。
スタイリッシュなロゴマークがステキ

▼席にはコンセントプラグもあります。ビジネスマンには欠かせません

▼機内誌を読みながら、
週末バリ島の充実した時間を思い描く幸せったらない

▼ワインも飲んじゃえ!