いよいよ、平成〜令和をまたぐ怒涛のGW10連休がやってきますね! このときとばかりに、今まで行ったことのないちょっと遠くの海外へお出かけしようという方もいらっしゃることでしょう。

しかし「ちょっと遠くの海外」でネックになるのが飛行機での長時間移動。できる限り、快適に過ごしたいものです。

そこで、今回は「アメリカ・カナダへ行くなら飛行機に持ち込むべきはコレ!」というマストアイテム7選をご紹介したいと思います!

【その1. Kindle(アプリ) / オフラインでできるゲーム】

いきなり「モノ」じゃなくて恐縮ですが、これがアメリカ・カナダ行きで1番大事かもしれません。超ロングフライト、やっぱりむちゃくちゃ暇なので!!!!!!!!

アメリカ・カナダ行きは西海岸でも9〜10時間、ニューヨークやトロントなら13時間以上かかります。その上、飛行時間の8割強、窓からの景色が海と空しかありません……。


というわけで、Kindleなどのアプリで、お気に入りの映画や本をダウンロードしまくっておくと良いと思います。機内のモニタでも映画は観られますが、航行路線によっては日本語に対応していないことも。

また、昨年カナダへ行った際は、オフラインでプレイできるパズルゲームをインストールしていったのがめちゃくちゃ良かったです。無心になれました……。

【その2.ポンプ付きのネックピロー】

ネックピローは眠るときに首を支えるだけでなく、腰にあてる枕として使うこともできて、長時間座りっぱなしのフライトをかなり快適にしてくれます。私が愛用しているのは手で押してふくらませるポンプ付きのもの。


最近は100均でもネックピローが売っていますが、「ポンプ付きネックピロー」は、手でキュコキュコとポンプを押してふくらませるタイプ。少し時間はかかりますが、口で空気吹き込んで入れるより断然ラクですよ〜。

【その3.スリッパ】

どんなにラクな靴でも、かかとがあると、狭い機内で脱いだり履いたりするのは大変です。

座っているときは脱ぎっぱなしでもいいのですが、機内で靴を履いて立ち上がる必要があるのは主にトイレに行くとき。なので、もたつかずにサッと履けるスリッパなどが重宝するんです。

ただ、トイレは床が濡れていることもあるので、可愛くてオシャレな室内履きは避けたほうが無難かも。「最悪、降りたら捨てる」くらいのモノを持ち込むのがいいと思います。

【その4.蒸気でホットアイマスク&マスク】

明確な商品名は避けたかったのですが……いやコレ、ほんと眠れないときの救世主でした。

じんわり目元が温まると眠れなくてもリラックスできるし、アロマの香りで機内に立ち込めるいろんなニオイ(機内食とかお酒とかイロイロ)が気にならなくなります。


最近は同じシリーズで口元を覆うマスクも発売されているので、Wで使ってもいいかも。機内はとても乾燥しているので、このシリーズじゃなくとも「マスク」は必須ですよ〜!

【その5.水 / のど飴】

上記のとおり、機内は本当に乾燥しています。ドリンクは声をかければもらえますが、ちょうど良いタイミングで飲み物がもらえるとも限らないんですよね……。

わたしは、ペットボトルの水とのど飴を必ず機内に持ち込みます。飲み物や飴は気圧対策にもなるので、飛行機で耳がキーンとなりやすい人にもおすすめ。

【その6.ウェットティッシュ】

手を洗うのにいちいち座席を立ってトイレに行きづらいのがロングフライト。食事のときなど、ちょっとしたタイミングで手指を清潔にしたいときに、ウェットティッシュがあると安心です。

【その7.飛行機用の耳栓】

これは、気圧変化に弱い方におすすめしたいアイテム。遮音ではなく気圧調整を目的にした耳栓です。耳抜きが苦手な人、気圧で耳の奥が痛む人はぜひ

わたしは数年前に鼓膜を手術していて、かなり気圧の変化に敏感なのですが、これのおかげで耳の奥に激痛が走ることなく快適に旅ができました。

遮音性はあまりないことと、かなり耳にしっかりと入るので、つけたまま寝ると角度によっては耳の中で当たって痛いのがややネックでしょうか。


以上、7アイテムをご紹介しました。おしゃれ旅グッズとは程遠く、当たり前のものばかりですが「なくても平気→なければ地獄」では、雲泥の差があるのが長時間フライト。少しでもご参考になれば幸いです!

【使いどころが難しかったアイテム】

逆に、飛行機に持ち込んだけれど使いどころが難しかったアイテムをご紹介しておくと吊り下げ型のフットレスト

飛行機のテーブルに引っかけて使うタイプのものを持ち込んだのですが……飛行機の座席が狭く、フットレストがあってもあまり足は伸ばせません。あとそもそも、そんなに足長くなかった

さらに飛行機によっては、この吊り下げタイプのフットレストが使用不可なこともありました。荷物の上に足を乗せるだけでもだいぶラクだし、買って持ち込むほどのことはなかったなあ〜というのが正直な感想です。

【初海外がカナダだったわたしの体験】

わたしは生まれて初めての海外でいきなり1年間の留学を決めてカナダへ旅立ったので、緊張から機中ではギンギンに目が冴えてしまい、一睡もできませんでした。タブレットはおろか、スマートフォンすらない時代のことです。

窓から海と空の境界線をガン見したまま夜になり、星々のきらめきを睨みつけているうちに朝が来て、空の色がくっきりと変わっていく様を見ながら「朝と夜の境目ってあるんだなあ」と思ったことを今も鮮明に覚えています。

それはそれですごくキレイでしたが……降りたときの消耗がハンパなかったです。少しでも体力を温存して旅先での初日を迎えるために、機内で心地よく過ごせる工夫をしてください〜!

撮影・執筆=森本マリ (c)Pouch