人類はこれまで、数え切れないほどの戦争を体験してきました。そして今なお、悲しいことに、世界のどこかで争いごとが続いています。

今回ご紹介するのは、動画サイトyoutubeに投稿されていた、1000年から2008年の1008年間に世界中で起きた戦争を視覚化した映像、『World Battleground, 1000 years of war in 5 minutes』です。映像中にある戦争名のクレジットや爆発の大きさは、戦争の規模を表しているのだそう。そのため観ているだけで、人間が過去に「どこで」「どれほどの規模の」戦争をしてきたかが一目瞭然です。

動画は、ヨーロッパで起きた小規模な戦争で幕を開けます。その後、ヨーロッパと東アジアを中心に戦争は続き、1800年代を迎えるやいなや、その規模は一気に拡大。そうして後数十年の間に、戦争は次第に激化していきます。

ところが1945年に第二次世界大戦が終戦を迎えたことで、一気に戦火は激減。現在は落ち着いているようですが、それでも全く無くなるということはない。それが本当に恐ろしいことだと、つくづく思います。

ちなみにこちらの動画、情報源が英語版ウィキペディアであるという理由から、「ヨーロッパばかりで戦争が起きている」など内容に若干の偏りがあるよう。実際には、それ以外の地域で、もっとたくさん、戦争や紛争が起きているのだそうです。

『World Battleground, 1000 years of war in 5 minutes』には、人類が戦争とともに歩んできたという事実が如実に映し出されています。今後の1000年は、果たしてどうなるのでしょうか。戦火が無くなる日は来るのでしょうか。戦争について色々と考えさせられる、非常に興味深い作品です。

(文=田端あんじ)

参考元:youtube.com(http://goo.gl/PZ1O

▼今も世界のどこかで戦火が燃えています