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台風などで涼しくなりはじめたとは言えど、いまだ33℃を超えるなど、依然として残暑が続く中、新学期が始まりました。ママは子どもたちにどんな暑さ対策・熱中症対策をしているのでしょうか?

株式会社イードは、公立保育園・幼稚園・小学校に通う子どもを持つ関東・関西在住の20~50代の母親200名(関東100名・関西100名)を対象に、「子どもの熱中症に関する意識調査」を実施。

その中で、約9割のママが子どもの「屋内熱中症」を心配していることが分かりました。

「子どもの熱中症が心配である」と回答したママは96.5%に上り、「屋内でも熱中症が心配である」との答えが87%と高い割合。実際に子どもの熱中症が起こった・起こりかけた場所として「自宅」や「教室」と回答したママが15.4%となりました。

子どもが通園・通学している公立保育園・幼稚園・小学校の教室の冷房設置率をたずねたところ、「設置されている」との回答が関東70%、関西41%となり、関東圏と関西圏で大きな差があることが判明。「暑さは子どもの集中力に影響する」と考えるママも多く、「教室にも冷房の設置が必要」との回答は9割以上となりました。

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そんな中、ママたちが注目しているのが「クールシェア」。「クールシェア」というのは、図書館や商業施設など、自宅外の空調の整った施設で過ごすこと。節電しながらの屋内熱中症対策の有効な手段として、95.5%のママが期待を寄せています。

また、電力をほとんど使わない冷房システムの活用(ガスエネルギーの活用など)にも注目が集まっており、91.5%のママがその効果に期待。すでに、六本木ヒルズ、丸ビル、あべのハルカス、梅田スカイビル、イオンモールといった東西の大型施設や進学校で「ガス冷房」が導入されているみたい。

これらを踏まえ、屋内熱中症の第一人者である昭和大学病院の三宅康史先生は、「冷房の使用にあたって節電が気になるところですが、節電しつつ熱中症を防止する手段の一つとして、個人においては『クールシェア』の実施、学校や商業施設などの大型建物においては『ガス冷房』の導入といったことも、検討してもいいのではないかと思います」と語っています。この機会に熱中症対策、見直してみてはいかがかしら?

(文=夢野うさぎ)
参照元:株式会社イード