新婚旅行の行先として、常に高い人気を誇るモルディブ。透きとおった海、白い砂浜、心を満たす夕日、満点の星空……何もかもがロマンティックで、憧れちゃいますよねえ!
そんなモルディブで、またまた何ともムーディーな夜景写真が、海外サイト『COLOSSAL』に掲載されていましたよ!!
無数の青い光であふれた波打ち際の映像は、まるで夜空の星をかき集めて海に流したかのよう! 台湾出身の写真家、Will Hoさんが偶然出会って撮影したというこの風景、一体、どんな仕掛けがあるのかしら!?
光の正体は、Pouchでも以前ご紹介した夜光虫、いわゆる海洋プランクトン。大量発生すると、昼間は赤潮の原因となりますが、夜はこのように発光するのだそうです。物理的刺激を受けたとき、つまり、夜光虫がただよっている波が、サーフボードや砂浜等の障害物にぶつかったときに発光するので、波打ち際が光っているのですね。
天然のイルミネーションが光り輝く中、ふたりで泳いだり、砂浜を歩いたりしたら、いい雰囲気になりそうじゃないですか~! でも、待てよ……赤潮のときって、大量に魚が死んだりするんだよね? 赤潮と正体が同じこの青い光に近づいて平気なの!?
答えはYes、大丈夫! 赤潮によって魚が死んでしまうのは、プランクトンが大量に海中の酸素を消費するためなので、元々水の中で息ができない人間に害はありません。また、夜光虫は、毒性がないことが確認されているので、体に触れても問題ないそうです。実際に、同じ現象がみられる海岸でナイトスイミングを楽しむ人もいるとか。
ですから、もしこの現象に遭遇することがあったら、安心して、彼とはしゃいじゃっていいの! さらに夜光虫を含んだ海水でぬれた砂浜は、踏みしめた刺激で光るそうですから、ふたりで足跡をつけてみましょう! これから人生を共に歩んでいく、そのはじめの一歩。ずーっと記憶に残りそうですよね。
きゃあ!! いいなぁ、モルディブでハネムーン……
参考元:COLOSSAL
(文=大井たま)
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