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芸術家ミケランジェロが、ヴァチカン・システィーナ礼拝堂の天井に描いたフレスコ画の一部、『アダムの創造』。

こちらの礼拝堂に描かれたフレスコ画の中で最も有名になった同作を、なんとマシュマロで再現してしまったアーティストがいるというのですっ。マシュマロ……なぜマシュマロ……。

マシュマロ版『アダムの創造』こと『ベーキング・オブ・アダム』を手掛けたのは、イギリス在住のミシェル・ウィボウさん。彼女は元々「食材を使用してさまざまなアート作品を生み出す」ことに特化したアーティストであり、今回発表された作品は最新作なのだとか。

ミケランジェロ没後450年を記念し生まれた同作に用いられたマシュマロの数は、驚愕の1万個。生まれてから死ぬまで、こんなにも膨大な数のマシュマロを一気に目にすることは、おそらくないでしょうねぇ。さらにはデコレーション用のお菓子も5000万個(!)使われているらしく、もう私、考えただけで気が遠くなるわ。

コンピュータで『アダムの創造』をスキャンし、あらかじめ配色。その後粉砂糖やバターなどで、小さなマシュマロやお菓子を固定していったというウィボウさん。自分の中の集中力と格闘し、彼女が作品完成までにかけた時間はおよそ168時間、つまり丸7日間! はああ、やっぱり気が遠くなる……。

すべて食べることができるという『ベーキング・オブ・アダム』は今後、チャリティーオークションに出品される予定なのだそう。一体ウィボウさんのこの偉業にいくらの値がつくのか、個人的にめちゃくちゃ気になるところです、ハイ。

参考元:Michelle Sugar Art
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼なかなかできないことですよ、コレは

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