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黒田勇樹、31歳。1歳から芸能活動を始め、キネマ旬報賞新人男優賞、日本アカデミー賞新人俳優賞など数々の賞を受賞。『人間・失格~たとえばぼくが死んだら』『ひとつ屋根の下2』などに出演し人気を博すも2010年に芸能界を引退。その後は「ハイパーメディアフリーター」と称しネット上で活躍していたが、諸事情によりここでは書けないハイパーな事件がネット上で起きてしまった。

事件には、どうやら酒が絡んでいたようである。

黒田は言った。

ここ数年とある方に「お前は酔うと暴れる」という暗示をかけられていた

ということで! 黒田勇樹は酔うと本当に暴れるのかを検証しましたよ! 先に言っちゃいますけど、いやー、すごかったです……。

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都内某所。今から飲むというのに待ち合わせ場所で「金麦」を飲んでいる黒田さんを発見。泥酔するために先に酒を飲んでおくとは、さすが芸能人。分かってらっしゃる。

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お店に到着。まずはルールを設定。

1. 黒田勇樹をつぶれるまで酔わす。
2. もし私(記者)が先につぶれたらPouchを辞める。

ビール以外のお酒をチャンポンするとすぐに酔うという黒田さん。1杯目は庶民派焼酎の定番「キンミヤ」という焼酎を注文。

■まだ真剣。

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ツイッターに、「ここ数年とある方に『お前は酔うと暴れる』という暗示をかけられていたので『本当に記憶がない自分はそんな酔い方をするのか』を第三者に検証してもらう」と投稿してらっしゃいましたが……

例えば、ベロベロになって記憶がないときにケンカを売られてケンカをして、翌日「お前がケンカを売ってきたんだ」と言われたら、俺からケンカを売ったのか、悪いことしたな、って思うじゃん。

でも、記憶のないときの話だから、確かめようがない。だから、誰かの前で泥酔して真実を確かめよう、と。探偵ファイルは信用ならないから、信用できるPouchのシマヅ(記者のこと)に確かめてもらおうと思ったわけ。

以上が、今回の趣旨です。

以降は、黒田さんの泥酔レベルで会話の内容や行動がどう変わっていくのかを記述します。
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今日は泥酔するつもりで、大切なものはぜんぶ置いてきた。

ホントだ! 手ぶらですね。

泥酔すると色んなモノなくしちゃうでしょ?

ですね。友達とかもなくしますよね。

いやそれはお前だけだろ。俺は酔って友達をなくしたことはない(笑)

【泥酔レベル 0(ゼロ)の黒田さんとの会話】

・笑っていいとも! の最終回の話
・消費税の話
・家電は叩くと直る

まぁ、普通です。

■この人なに言ってんの?

先ほどのキンミヤを飲みほした黒田さん。2杯目は日本酒を注文。
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そういえば、酔っぱらった翌日に女と別れてたことがある。

!? どういうことですか……!?

分かんない。憶えてない。でも、そのあとメチャメチャ復縁を迫られて……。俺、酔った勢いで別れた人たちは復縁しちゃいけないと思うんだ。酔ったらまた別れるから。だから、理由は憶えてないけど別れたんだったら復縁をしてはイカンと思って頑なに(相手を)拒み続けたのね。

でも、共通の知り合いを挟んで飲むはめになって、元彼女が「帰れない」と言ったから家に泊めたんだけど、これで復縁したら絶対にダメだと思って、付き合ってる当時は、なかにピ―――――(※)してたけど、その日は外にピ―――――した。

相手は既成事実を作ろうと思ったんだろうけど、「僕たちはもう身体だけの関係にしかなれませんよ」ってことを伝えなきゃいけないと思って。それも愛だしね。でも悲しそうな顔してたなぁ……。

※ Pouch的に掲載禁止用語のため伏せさせて頂きます

彼女から遊びの女のひとりになったら、そりゃ悲しいですよ。

と言いながら、
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これ、仕事なんですけど、なに言っちゃってんの? 記事にできないよ!! 編集長に怒られるのは私なのよ!! と困惑した記者(私)。

でも黒田さん、記者の「これ書いていいんですか?」との問いかけに無反応だったので、酔いが回りつつあるのは確定。

【泥酔レベル50の黒田さんとの会話】

・「彼女と別れるから」と言って浮気相手に気を持たせる男はジェントルマンではない。
・浮気相手に好意があればなおさら、相手に「男を捨てる」という選択をさせなきゃダメ。甘い言葉でつなぎとめたらダメ。
・春画ってイイよね。

雲行きが怪しくなってきました。

■お願い! もうやめてーーー!!!!

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まだ2杯目なのに、急激に泥酔レベルが上がってきた黒田さん。ほかのお客さんに「アロハ!」と挨拶するなど上機嫌な様子。

さらに、記者の髪がハンガーに掛けていたコートのボタンに絡まったら、「俺を酔わそうとしたら自分が絡まったってヤツ撮ろうよ」という意味の分からない提案をなさいます。

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記者もそれなりに酔っていたので撮影してみましたけれど……正直、だからなんだという感じです。

完全に泥酔した黒田さんは、すべてにピ―――――を入れなければならない発言ばかりで、もはやここに書くことは不可能。書いてもぜんぶピ―――――です。

ただ、記者が「ウーロン茶飲みますか?」と言ったら

「ウーロン茶はダメ! アブラを分解する成分のせいで喉の粘膜のツヤが溶けるから、俳優さんとかは絶対にウーロン茶は飲まない」

と、急にマジメに。さすがです。

でも、繰り返しますが、これ以外は完全にピ―――――な発言ばかりでした。

【泥酔レベル100の黒田さんとの会話】

・ピ―――――
・ピ―――――
・ピ―――――

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「これ以上、話をしても記事にはできない」と判断した記者。黒田さんに「寝てもいいですよ」と言ったら、

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……瞬時にお眠りになられました。

翌日、黒田さんに「こんなこと仰ってまして、記事にしていいよとも言われたのですが、大丈夫ですか?」と尋ねたら「憶えてないw やめてwww」との連絡を頂きました。

完全なる記者の勝利! Pouch辞めなくて済んだ!!!

■結論

黒田勇樹は酔うと身体が暴れるのではなく発言が(シモの方に)暴れる!!

*****
余談ですが、黒田さんが泥酔して寝ている間にお手洗いに行った記者に、黒田さんから「アロハ!」と挨拶されたお客さんから「あの人、黒田勇樹さんですよね?」と声をかけられたのですが、彼の名誉のために「違うと思います」と答えました。

取材・撮影・執筆=シマヅ/撮影協力=黒田勇樹 (c) Pouch