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夏といえばお祭り。お祭りといえば夜店。夜店といえば金魚すくい。金魚すくいといえば…… みなさんは、「すくった金魚の処遇をどうしようか」と、お祭りの後に途方に暮れた経験はありませんか?

本日は、そんなあなたにお勧めの1冊「どんぶり金魚の楽しみ方 〜世界で一番身近な金魚の飼育法」(池田書店 / 1200円税別)をご紹介したいと思います。水槽が無くても、金魚鉢が無くても、どんぶりがあれば飼えるんです!

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この本は、どんぶりを使って手軽に金魚を飼う方法に加えて、「金魚の種類・特性・世話の仕方・病気への対処法」など、金魚を飼育するために必要な知識を、楽しいイラストと写真とともに紹介している金魚飼育の入門書。

本書によると、どんぶりで飼うことで金魚ととっても仲良しになれるのだとか。必要な道具はどんぶりひとつ。空気ポンプなど特別な器具は必要ありません。さらにはどんぶり金魚ちゃん、ダイニングでも勉強机でも、好きな場所に移動可能なんです。

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「これはとっても楽しそう!」ということで、さっそく筆者(私)もどんぶりで金魚を飼ってみることにしましたよ。(金魚を “どんぶり” になじませる方法は本書をご覧くださいね!)

熱帯魚屋さんで一目惚れした、丹頂という品種のタンちゃん。赤と白の色味がとても美しいです。
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タンちゃんをどんぶりに移してみました。健気に泳ぐ姿がカワイイ。(その間、本書の説明どおりに工程を経ます)
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すると……指を入れたら、近寄ってきてくれましたよ!! ますます愛着がわいてきます。
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タンちゃんがそばにいると、なぜか娘の宿題もはかどります。もうすっかり我が家の一員です。どんぶりのなかで泳ぐタンちゃんを見ていると、とっても心が落ち着くから不思議。癒し効果抜群です。
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ちなみに筆者(私)は実際に “どんぶり金魚” を飼ってみて、下記の点が気になりました。

■どんぶり金魚の気になる点
・どんぶりが狭くて金魚が窮屈そう
・水の量が少ないので、糞と金魚の距離が近い
・横から金魚を眺められない

■こうすると良さそう!
・少し大きめのどんぶりを用意してみる
・ガラス(透明)のどんぶりだったら横からも金魚を見られてグッド

というふうに、上記の点が気になるようであれば、飼い主さんの好みに合わせてアレンジしてみてもよさそうです。

手軽で身近などんぶり金魚。金魚との一体感はハンパありません。水槽で飼うときに感じる「ガラスの向こうにいる魚類の方々」のような距離感はなく、言って見れば「一緒にテレビを見ている仲間」のような感覚でしょうか。そしてそれが、犬や猫ではなく金魚っていうのが、何とも言えず不思議で楽しいのです。

「金魚に癒されたいし、金魚と友達になってみたいけど、大掛かりな設備を投入するのは、ちょっと……」という方におすすめのどんぶり金魚。どんぶりで金魚を飼う場合の細かい注意点も色々あるので、本書を参考にしながら挑戦してみてはいかがでしょうか?

参照元:「どんぶり金魚の楽しみ方 〜世界で一番身近な金魚の飼育法」(池田書店 )
撮影(一部)・執筆=中野麦子(c)Pouch