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広島県安佐南区・安佐北区を襲った大規模な土砂崩れ。緑井地区の山に面して建てられていた家屋は、大量の土砂にのみこまれ無残に破壊された。1週間以上経った今も、思わず顔を手で覆いたくなるような光景が広がる。

「あの日は、これまで体験したこともないような豪雨と雷雨だった。凄まじい雷雨で家屋が “ふるえた” 感じが2回あったけれど、土砂崩れによるものだったのかもしれない」

緑井地区にある山口さん(男性)の自宅は、大々的な被害があったエリアから眼と鼻の先にあるがかろうじて無事だった。

「朝起きると、自宅の1階が泥水で溢れていた。外に出てもすぐには何が起こったのかわからなかった。まさかこんなことになろうとは……」

山の斜面に住むことに土砂崩れの危険性を考える人はいなかったのだろうか。

山から少し離れた市内中央に住む年配の男性は「あそこは人が住むところじゃないでしょう」と一蹴していたが……。

「大昔から土砂崩れが起こったことがなく、誰も危ないと思っていなかった」と地元住民は話す。たしかに被害にあった建物のなかには、歴史を感じさせるような古い家屋も何件か見られた。それだけ今回の豪雨が凄まじかったかがわかる。

「稲妻よりも先に音が聞こえる感じだった」前代未聞とも言うべき豪雨と雷雨で、地域で鳴ったはずの警報も聞こえないほどだったという。「たとえ警報が聞こえていても、真っ暗闇で避難する気にはなれなかった。避難しようと家のドアを開けた瞬間に流された人もいたくらいだ」と無念な表情を浮かべた。

取材・撮影・執筆=める (c) Pouch

▼ボランティアなどの連日の土砂掻き出しにより、人が歩ける道ができている
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▼取材に協力してくださった山口さん
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