局地的なゲリラ豪雨や突然の雷。そして空にかかった美しい虹……。
変わった気象現象が起こると「雷すごい!」「虹が出てる」などとツイッターやインスタグラムが賑わいます。
だけどその投稿、大丈夫……?
【雷で「特定しました」】
雷の鳴る日に、Twitterでトレンドに入っていた「雷」というキーワードをクリックすると……
「雷が落ちた」という報告ツイートや雷を撮影した画像に混じって気になるツイートがいくつか。
「停電とか雷とか、住所特定できる可能性あるからツイートするときは全人類気を付けようね……」
「超ピンポイントで雷雨になっており、雨雲レーダーと雷ヤバいツイート照らし合わせれば大まかな住所特定出来ちゃうので気をつけて下さい…!」
えっ、雷で住所が特定……? なんだかゾッとする話ではないですか。
冗談っぽく書いてはいるけれど、他にも「いま雷鳴ってるって書いた人がどの辺に住んでいるかわかった」などというツイートがちらほら。
【実際に気象庁の雷レーダーを見てみると…】
たしかに天気予報で雨雲レーダーを見れば、今どのあたりに雨が降っているかはわかります。
問題は雷です。
そこまでピンポイントで雷が落ちた場所がわかるものなのでしょうか……?
気になったので雨雲の動きや雷、竜巻の情報をリアルタイムで発信する気象庁の「ナウキャスト」で雷の情報を調べてみました。
マップ上に雨雲のレーダー、そして✕印で雷が落ちた場所が表示されるようになっているのですが……。
何時何分頃、どこに雷が落ちたか、めちゃくちゃピンポイントに表示されているではないですか……。
この正確さはインターネットや技術の発達のたまものともいえますが、雷が落ちた直後に「家の近くに大きな雷が落ちた」なんて投稿したら、住んでいる地域が特定される可能性が高そうです。
これがネットストーカーに見つかったり、悪用されたり、犯罪に巻き込まれたりする可能性はなきにしもあらず。
SNSでのお天気にまつわる投稿は気をつけたいですね……!
参照元:気象庁 ナウキャスト、Twitter検索:雷
執筆:御花畑マリコ
Photo:ぱくたそ
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