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記者(私)は無職です。「こうやって記事書いてる(仕事してる)じゃないか」と思われるかもしれませんが、どこかの社員でも何でもないので、記事執筆の依頼が絶えれば年収0円です。

いいんですよ、年収0円でも。生活さえできれば。しかし、無収入で生活するには石油王と結婚するしかないわけで、どう考えてもムリ。寄る辺のない身がゆえ、0円生活を余儀なくされる日は、いつやってきてもおかしくない……。

上記のようなことを、ほぼ毎日パソコンの前でお酒とスルメを嗜みつつ思っているのですが、パソコンの画面に映った自分の姿を見て、冗談抜きで将来が心配になってきました。震える指でキーボードを打ち、「女性 転職」などのキーワードで検索してみたところ、『IT業界で働く女性のための転職サイト』なるものが!

そのサイトに触発された記者。どうせ転職するならイケメンに囲まれて仕事したい! ITとか全然分からないけど、IT業界は眼鏡の似合うイケメンが多いに違いない!

ということで、ふたつの会社で面接(転職活動)してきました! はたして、記者は無職からの脱却を遂げられるのか……!?

【1社目から早くも……】

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さて、肝心の面接の日。ボッサボサの髪を隠すため……じゃなかった。ショートヘアの方が「仕事できそうな印象を与えられるはず」と勝手に思い込みボブのウィッグを着けて出陣するも、電車を一本乗り過ごして遅刻しそうに。いくら外見を変えても中身は変わらないのね……なんて弱気になってちゃダメ><

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奇跡的に時間通り到着。1社目は『面白法人カヤック』さん。「いやー、余裕で受かるでしょ。完璧に変装しているし。勝てる気しかしないわ」と、自信満々の記者。

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面接室に案内されて早々、IT業界の人が写真に写るときによくやる「ろくろ回しのポーズ」をキめ、「C言語ってなんですか?」と質問。

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引きつった笑顔で「えっと……履歴書はご持参ですよね?」と面接官の女性。

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「履歴書!? そんなものが何になるんですか! 経歴じゃなくて私という人間を評価してください! 面接はそのためにあるはずです! FACE to FACEでwin-winでしょう!?」と、持ってくるのを忘れたことについて悟られないため、社会人っぽい単語を無理やりねじ込み強弁する記者。

「あ、え? はぁ……。落ち着いてください。とりあえず、何か弊社について質問はありますか?」との面接官からの問いかけに、しめた! と言わんばかりに「御社にイケメンはいますか?」と質問する記者。

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「たくさんいますよ」とのご回答にテンションが上がり、身をのりだして「わたくしの志望動機は、できればイケメンに囲まれて仕事したいと思っておりまして! それで……」と言った瞬間、面接官の女性は一言だけ仰いました。「帰ってください」と。つまり不採用です。

【恋も面接も同じ! 背伸びしちゃダメ!(たぶん)】

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次の会社へと移動する最中、「何でダメだったのかなぁ……」と分析してみた結果、「そうか! 私を偽っていたからだ! 本来の、ありのままの自分をさらけ出せば、きっと大丈夫! もう何も怖くない!」という結論に行きつき……

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ウィッグを外してドヤ顔。「次は絶対採用される。勝てる気しかしない」そう確信し、記者の心のガソリンである、お酒を飲みながら移動。

【2社目で、まさかの……!】

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2社目は日本酒の定期購入サービスのKURANDを運営している『リカー・イノベーション』さん。会社について早々、テンションが上がる記者。それもそのはずで……

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迎えてくださった男性がサワヤカ系イケメン!! 

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しかもワイルド系イケメンまでいる!! 何だこの会社は! 天国じゃないか!!

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出迎えてくださったイケメンさんが面接してくれたのですが、「ありのままの自分をさらけ出す」と決めたからには、おしとやかな態度じゃいけません。酒を飲んだ記者は「偉そうな態度だし気分の変動が激しいしスゲェ迷惑」と好評ゆえ、面接の最中なのにスーツのシャツの袖をまくり、机の上に缶ビールを置き、足を組んで座るという完全にやっちゃいけないやつをやる。(だってこれが「ありのままの私」だから……たぶん)

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もうこの会社にイケメンがいることは充分わかっています。面接開始早々、「イケメンと働きたいので雇ってください!」と申し出るも、

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「帰ってください」の一言を告げられ、面接は約2分ほどで終了。つまり不採用です。

【まとめと転職サイト『ベティ』さんについて】

転職活動は失敗に終わりましたけれど、そもそも私がどうこう以前にIT業界を目指したことが無謀だったに違いありません。イケメンを所望したことも、態度が悪かったことも、お酒飲みながら面接に挑んだことも、きっと関係ないでしょう。

ところで、今回記者が触発された転職サイトは『ベティ』さん。検索の条件絞り込み項目に「女性管理職登用実績あり」「基本定時退社」「産育休取得実績あり」「育児中の社員在籍中」などがあります。確かに「女性に優しい職場」を見つけるには最適かもしれないですね! 記者は結婚の予定などないゆえ、産休と育休の項目には、おそらく一生チェックを入れないと思いますが。

ということで! IT業界を目指す女性にはとても優しい転職サイト『ベティ』さんを使えば、もしかしたらメガネの似合う理系のイケメンと仕事できちゃうかもしれませんよ!

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……ちなみに、記者が「項目に『イケメンがいる』がないってどういうことですか!」と検索サイトの中の人に理不尽なクレーム(※)を入れたところ、記者が大好きな阿〇寛さんの画像をもらいました。IT業界を目指していない女性にも優しいサイトさんです。

※編集部注:理不尽なクレームを入れるような人だから就職できな(ry
※カヤックさんとリカー・イノベーションさんは、ベティに掲載されていませんが今回特別にご協力いただきました! ありがとうございました!

参照元:IT業界で働く女性のための転職サイト ベティ
取材・執筆=シマヅ/撮影=じゅん (c)Pouch