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地球の裏側、ブラジル・サンパウロで行われているサンバカーニバルに、我らがニッポン、青森県五所川原市が寄贈した巨大ねぷたが登場。集まった観客らの注目を集めていたみたいよ。

高さ15mにもなる「たちねぷた」が会場にその姿を現したのは、2月14日の朝、日本時間にして同日夕方。

遠く1万8千キロ離れたサンパウロへ、船による、1カ月半もの長旅を経たねぷた。到着した際は、40フィートコンテナ15台に分割された状態だったものの、見事組み立てられて無事、披露される運びとなりました。

復興祈願のたちねぷたで、ブラジルの方々に感謝

「たちねぷた」となったのは、東日本大震災後に復興の祈りをこめて制作された「復興祈願 鹿嶋大明神と地震鯰(じしんなまず)」。これには、震災後の義援金や重機を使ったがれきの撤去、物資の寄贈など、様々な支援を行ったブラジルに対する感謝の気持ちが込められているのだそう。

【1時間ほどパフォーマンスを披露】

サンパウロサンバカーニバル1部リーグの有力チーム「アギア・ジ・オウロ」の演目の中で、1時間ほど登場したという、たちねぷた。

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【演目テーマは、「ブラジルと日本、120年の融合」】

2015年が日ブラジル修好通商条約締結120周年にあたることから、演目テーマを「ブラジルと日本、120年の融合」とした同チーム。500名以上の日系人、さらには100名程の日本人を含む総勢約3500人が、このテーマのもとに日本を表現したんですって。

【発起人・コシノジュンコさんも登場したんだって!】

ちなみに、このたびの「起ちあがれ東北!ありがとうBRASIL!サンパウロたちねぷたプロジェクト2015」発起人であり衣装デザインを手がけたのは、ファッションデザイナーのコシノジュンコさん。彼女や、平山誠敏五所川原市長も、ねぷたとともに出場しカーニバルを盛り上げたみたいよ。

【大歓声&拍手喝さいで迎えられたねぷた】

ブラジルのカーニバルと、青森県のねぷた。共通点はないように思えるけれど、いざ会場内にねぷたが現れると、その違和感のなさに驚かされます。ダイナミックかつ勇壮でありながらも繊細、日本ならではなその姿を、ブラジルの方々は大歓声&拍手喝さいで迎え入れてくれたみたい。

大成功のうちにその使命を果たした、たちねぷた。帰りもまた長旅となるのでしょうが、どうか気をつけて帰ってきてね! そしてプロジェクトにかかわった皆さま、本当にお疲れさまでした!

参照元:起ちあがれ東北!ありがとうBRASIL!サンパウロたちねぷたプロジェクト2015 公式サイト PR TIMES
執筆=田端あんじ (c)Pouch