2月26日発売の『エレガンスイブ4月号』(秋田書店)にて連載がスタートした、かねもりあやみさんの漫画 『サチのお寺ごはん』。原案は『孤独のグルメ』『花のズボラ飯』の原作者として知られる久住昌之さんが手がけています。
この漫画、「お寺ごはん」とタイトルにあるとおり、精進料理をテーマにしたもの。うーん、それはいくらなんでも渋すぎるんじゃ……なんて思いつつ読んでみたところ、これがとってもキュートでおいしそうなグルメ漫画になっていたのでした!
【幸薄すぎる主人公】
主人公は臼井幸(うすいさち)。名前からして幸薄感ただよいまくりですね。ご両親、なぜこの名前つけちゃった……!? そんな幸、名前だけでなく実際に子どものころから不運なことが多く、27歳にして「人生 期待したら負け」を座右の銘に生きる日々。会社でも仕事を押しつけられ、家で自炊する気力もなし。毎日コンビニ飯で済ましているという女子なのです。仕事が忙しかったり人間関係でうまくいかないと、食生活ってホント荒みますよねー。毎日を懸命に生きる働く女子には幸のこんな生活、思わず共感しちゃう人も多いのでは?
【イケ坊3人組、登場】
そんな幸が偶然知り合ったのが、若いお坊さん3人組。彼らに半強制的に連れていかれたお寺で「なすの利休汁」をふるまわれます。利休汁とはごまの入ったお味噌汁のことだそうで。久しぶりにインスタントじゃない手作りのお味噌汁を飲んだ幸は、疲れ果てていた心と体が温まってほぐれていくのでした……って、えーと、こんなイケ坊たちとはどこで出会えるんでしょうか!? 私も「なすの利休汁」、出してほしいよ!
今後は少しずつ幸が精進料理に目覚めていく……という展開でしょうか? 読んでいるとおいしそうで自分でも作ってみたくなっちゃうので、ぜひ漫画にレシピも載せてくれると嬉しいなあと思ったり。精進料理、興味はあるけどとっつきにくそうとお思いの方、まずは手始めに『サチのお寺ごはん』から入門してみては?
参照元:エレガンスイブ(秋田書店)
執筆=鷺ノ宮やよい (c) Pouch
▼エレガンスイブ4月号。全500ページもあって読み応えアリ!
▼なすの利休汁。体も心もあったまりそう
▼イケ坊のひとり・大学生の唐丸くん。ラブコメ漫画にありがちなシチュエーションだが、このあと連れて行かれるのは寺……
コメントをどうぞ