去る5月6日、動画サイトYouTubeに投稿されたとあるパロディーミュージックビデオが、世界中で話題になっているみたい。
フィーチャーされた作品は、世界的名作「美女と野獣」。こちらをモチーフとしたミュージカル風映像作品「Beauty And The Beat Boots」の舞台となっているのは、我が国が世界に誇れるレインボータウン、新宿二丁目のような町……!
【冒頭はいたってフツーです】
冒頭から出ずっぱりの主人公・ベルの外見は、原作にほぼ忠実。そのためオープニングをちらりと観ただけでは、同作の “他とは一線を画したスゴさ” はわからないでしょう。
【様相が一変するのは開始45秒あたり】
で・す・が……開始45秒以降続々現れる、ゲイタウンのおねえさまたちの姿を観れば、一目瞭然。
通りすがりの人々が、腹筋バキバキに割れた “ゴーゴーボーイズ” マッチョ軍団だったり、メイクバッチリのドラァグクイーンのみなさまだったりと、画面に出てくるメンツがとにかく濃ゆい、濃ゆすぎるっ!
【ベルねえさんの行動にご注目】
そうして作品を観進めていくうちに、ベル自身も、レインボータウンにすっかりなじんでいるキャラクターだということが、よくわかってきます。
【その雑誌って、もしかして……】
だって、彼女がふらりと立ち寄ったレインボーなお店、こちらにいらっしゃるおにいさま2名にベルが「貸してくれてありがと」と手渡した雑誌。そして、おにいさまたちが再び、ベルに手渡してくれた雑誌。
どちらの表紙も、腹筋バキバキのメンズなんですよね。これだけいえば、もう、察していただけますよね。
【差別集団を完全に無視するベルねえさん】
その後、道ばたに現れるのはヘイトなプラカードを持った差別集団。でもベル、彼らがまるでそこにいないかのように、ガン無視です。その清々しさたるや、いやはや、心から頼もしいっ!
【作・演出は多彩な活動で知られるトッドリック・ホールさん】
リアルでも直面しがちな事態を、ちゃっかり笑いに変えてしまう強さ、美意識とクレバーなユーモアがこれでもかというほど詰まった1本を手掛けたのは、ボーカリスト・俳優・振付家と実に多彩なお方、トッドリック・ホールさん。
6月16日からスタートする自身のショー「ToddlerZ Ball」で、北米とイギリスでのツアーを行う予定だという彼が、同作出演のオファーを出した面々も、これまた豪華なの。
【豪華すぎるキャストにドキドキわくわく♪】
まずベルを演じたのは、米コメディアンのコリーン・バリンガーさん。続いてレインボータウンに現れた人々に、俳優にして伝説のドラァグクイーンと称されるル・ポールさん。そして米ポップグループ「インシンク」のメンバーで、自らゲイであることを公表している、歌手のランス・バスさん。
【アリアナ・グランデさんのおにいちゃんも出演しているよ!】
さらには、日本でも大人気、歌手アリアナ・グランデさんの実の兄フランキー・J・グランドさんに、その業界において知らない者はいないであろう有名ドラァグクイーンのおねえさまたち……などなど、テンションがブチ上がってしまうこと間違いなしなメンバーが勢ぞろいしているんだよね……! これもホールさんの人徳が成せる技、なんだろうなぁ……。
【ガストン役を演じるおねえさまも気になります】
ちなみに、元作品「美女と野獣」におけるガストン役を演じているのは、レズビアンのおねえさま。朗々と “エエ声” で歌うこのお方にもぜひ注目しつつ、それではさっそく、ご覧になってみて!!
参照元: YouTube/todrickhall、Todrick Hall(facebook)
執筆=田端あんじ (c)Pouch
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