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東京23区内とほぼ同じ大きさの島国・シンガポール。小さい国土には屋台街やレストランが密集しており、「食事がおいしい」国として評判です。

シンガポールを代表する料理といえば、薬味を添えていただく「海南鶏飯(チキンライス)」や、ココナッツミルク風味のスープ麺「ラクサ」! 召し上がったことのある方も多いのではないでしょうか? 

記者(私)はかつてシンガポールに住んでいたことがあるのですが、現地で初めて口にして「何コレ、うますぎッッッ!!」と感じたのがロティ・プラタという食べ物でした。

【ロティ・プラタって何?】

サクサクッとした食感と、芳醇なバターの風味がクロワッサンを思わせる「ロティ・プラタ」。ダール豆や魚のカレーなどを添えていただく、インド生まれの平たいパンです。

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シンガポールやマレーシアのインド系屋台食堂、ショッピングモール内の屋台街などで食べることができる、とてもポピュラーなメニューのひとつ。店によってロティ・プラタの食感や味わいが微妙に異なるため、「ロティ・プラタを食べるときには、行きつけの店で」という人が多い模様です。

ふにゃっとしていたり、バターではなくサラダ油を使った微妙な(?)ロティ・プラタを提供する店もあるので、ここはグルメな地元の人の意見に耳を傾けるのが一番!

【目移りしてしまいそうなラインナップ】

そこで、シンガポールの食通たちの間で「美味しい!」と評判の「ロティ・プラタ・ハウス」へ立ち寄ってみることにしました。店名に「ロティ・プラタ」を掲げているくらいだから、これはもう期待しちゃいます。

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メニューにはプレーンタイプのものはもちろん、「チーズ&エッグ」「ソーセージ&チーズ」の食事メニューや「バナナチョコレート」「パイナップル」などのデザート系がずらり! なかにはぷ〜んとニオってきそうな果物の王様「ドリアン」入りのものも。

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シンガポールに行ったときには、どこのインド系屋台でも必ず注文するバナナ入りの「ロティ・ピサン(バナナ)」(3.5シンガポールドル・約275円)とショウガ入りミルクティー「テ・ハリヤ」(1.2シンガポールドル・約95円)をオーダー。

【次元を超えるサクサク感】

「ロティ・プラタ・ハウス」のロティ・ピサンは、かなり大ぶりなパンケーキ風。1枚食べれば、お腹いっぱいになりそうな大きさです。

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地元の人たちから聞いていたように、生地はとてもクリスピーな食感で、澄ましバター(ギー)の香りたっぷり。パイを食べているかのようなサクサク感です。生地をフォークでちぎると、中からはアツアツのバナナがとろ〜り!

噂通りの美味しさではありましたが、ギーで揚げ焼きにしているかのような生地は、ほかの店のものと比べるとちょっぴり重めです。ロティ・付け合わせの魚カレーが少々粉っぽかったのが残念。ショウガの味が爽やかに香るミルクティーはちょっぴり甘め。砂糖少なめにしてもらえばよかった……。

【ほかのメニューも気になる!!】

立ち寄ったのが昼の時間帯ということもあり、お店には本格的なカレーやインド風のピラフ「ビリヤーニ」、スパイシーな焼きそば「ミーゴレン」などを食べているビジネスマンの姿も目立ちました。ほかのメニューもおいしそう!!

地元の人に評判の「ロティ・プラタ・ハウス」。日本人の我々には少々重い気もしましたが、確かにいい味でした。シンガポール旅行の際には立ち寄ってみてはいかがでしょう?

【店舗データ】
The Roti Prata House
住所:246 M&K, Upper Thomson Road, Singapore
電話番号:+65-6459-5260
年中無休

取材・撮影・執筆=sweetsholic (c)Pouch