先日、タイ南部のビーチリゾート・クラビの街中を散策していたときのこと。「Thai Pancake(タイ・パンケーキ)」と書かれた屋台をいくつか見かけました。

屋台の看板にプリントされているパンケーキを見ると、その形は正方形。しかも平べったい! これがパンケーキ……?

ふわっとしたパンケーキの対極を突き進むスタイルながら、写真を見る限り、とってもおいしそう。それに屋台のパンケーキなんて初めて!!

気になったので、ひとつ購入してみることにしました。

【具の種類が多い!】

タイ・パンケーキは具材の種類が豊富。マンゴーにパイナップル、ココナッツなどトロピカルな具から、ピーナッツバター、チョコ、ジャム、それに“バナナ&チーズ”、“バナナ&キャラメル”など、ざっと数えても30種類ぐらいあります。

店員さんにオススメを聞いてみると「バナナ&チョコ」とのことで、こちらをオーダー。お値段は60バーツ/約210円。

手で薄く伸ばしたパンケーキ生地を、鉄板の上で手際よく焼き上げていきます。待つこと3〜4分、バナナ&チョコのパンケーキのできあがり。さすがは屋台スイーツ、できあがるまでがめっちゃ早い!

【サックサクの食感&とろとろバナナが最高】

生地の中にバナナを包んで、カリッと焼き上げたバナナ&チョコのパンケーキ。食欲をそそる香ばしい匂いが最高! チョコシロップと練乳のトッピングの美しさに、胸がときめいちゃいます♪

焼きたてアツアツの生地は、驚くほどクリスピー。ほおばると、サックサクの生地とトロリとしたバナナ、チョコと練乳がお口の中にジュワッと広がり……最強にウンマイッ!

直径20センチぐらいの大ぶりサイズだけれど、パイ生地のようにサクサク軽い食感なので、女性ひとりで完食できちゃいます。冷めると少々油っぽく感じるため、熱いうちに食べ切るのがオススメ。

【シンガポールやマレーシアでも食べられる?】

このサックサクのタイ・パンケーキは、現地の人たちには「ロティ」と呼ばれています。タイの屋台料理として定着しているので、バンコクやパタヤなどでも食べられるようですよ。

ちなみにシンガポールには「ロティ・プラタ」、マレーシアには「ロティ・チャナイ」という似たような屋台料理があり、名前も味もそっくりです。

丸いパンケーキとは違ったおいしさのタイ・パンケーキ。タイ旅行の際にはぜひともチャレンジしていただきたい屋台スイーツです。

取材・撮影・執筆=sweetsholic (c)Pouch