hesokuri

大切なものをポケットに入れていたのに、その服が突如、無くなってしまったら……。考えるだけでゾッとしますよね。

まさにそういった体験をして冷や汗をかいたのは、アメリカ・カリフォルニア州に暮らす男性、ボブ・ホフマンさん(65)。

退職後に妻をイタリア旅行へ連れていくためシャツのポケットへこっそりお金を貯めていたらしいのですが、そのシャツをうっかり古着として寄付してしまったからさあ大変!

【やっちゃいました】

海外サイト「The Orange County Register」によれば、地道に貯めたお金はなんと約90万円

ある日妻のリンダさん(68)が「着なくなった洋服を寄付しようと思う」と相談したところ、ボブさんはこれを快諾。無造作につかんだ洋服のなかに、へそくりの入ったシャツが紛れ込んでいたらしいのです。

【ボブさんめっちゃいい人じゃないですかー!】

ボブさんが自分のミスに気がついたのは、妻が古着屋「グッドウィル」へ寄付しに行った日の2日後。

実はボブさん、お金に困っているという親類に急きょお金を援助することになり、へそくりをそっくりそのまま渡すことに決めていたのだそう。銀行口座からお金をおろし、さて封筒のへそくりを……と家に戻ったところで、あのシャツがないことに気がついたんですって。

【妻、大感動】

妻にすべてを打ち明けると、リンダさんは夫の気遣いに感動。自分のために、懸命に節約しお金を貯めていてくれたこと。困った人のために、そのお金を渡すよう決めたこと。自分の夫はなんて素晴らしい人なんだろうか!

夫婦ですぐに「グッドウィル」へと駆けつけましたが、問題のシャツは見つからず。事情を話し、連絡を待つことにしたようなのですが、ボブさんは泣いていたのだそうです。リンダさんいわく「こんなに取り乱したのは彼の両親が亡くなった時以来」とのこと……。

さてシャツは、へそくりは、無事に見つかるのでしょうか?

【よかった! 無事に見つかったみたい!】

なんと、シャツは古着屋の倉庫の中で無事に見つかって、へそくりはボブさん夫妻のもとへ戻ったみたい。お礼がしたいというリンダさんの申し出を店側は断ったらしいのですが、リンダさんの気持ちがおさまらず、「従業員のためピザパーティーを開く」ことにしたそう。

【いいことは続くものですね♪】

さらに、親類もお金を用立てする必要がなくなったのだそうで、ボブさんは自分のお金を一銭も手放さずに済んだんですって!

ハーレーという共通の趣味を通じて出会ってから15年、2011年に結婚したという2人は、まだまだアツアツな仲なよう。ボブさん、これで予定どおりリンダさんを旅行に連れていけますね。末永ーくお幸せに♪

参照元:The Orange County Registeryoutube
執筆=田端あんじ (c)Pouch