数日前、ツイッターのタイムラインを眺めていたときに、目に飛び込んできたリツイート。その内容を、私は思わず二度見をしてしまいました。
それは「長野県出身者は誰もが実家の標高が言える」というもの……そうなの?
「長野県出身者は誰もが実家の標高が言えるので、知り合いの長野県出身者に試してみて」
とのこと。これは早速、試してみなければなるまい! ということで、編集部の長野県出身者、百村に「実家の標高って言えますか?」と質問してみたところ……。
【実家の標高……?】
目に止まったのは、ツイッターユーザーtera_sawaさんのツイート。そこにはこんなふうに書かれていたのです。
「上京してびっくりしたことのひとつが、東京人はだれも自分の住んでいるところの標高を把握していないこと」
いや、東京人に限らず大阪出身の私も自宅の標高は把握しておりません〜っっ! むしろ把握しているほうがびっくりなんですが……。
【長野県民・百村の答えは…?】
さて、気になる冒頭の質問に対する、百村からの返事ですが……。
「私は市部に住んでいたからパッと答えられないです。でも郡部に住んでいる人は答えられると思います」
というものでした!! どうやら本当に、長野県民にとっては「実家の標高を把握している」ことはめずらしいことでも驚くべきことでもないらしいのです。
【さらに驚きの標高あるある】
さらには、おそらく長野県特有と思われる謎の「標高あるある」が続出。
・標高については徹底的に学校の地図で習う
・その際に使用するのは3Dで製作された立体地図
・小学校低学年の頃から登山させられる
・中学では標高3000m級の山への泊まり込み登山が決まっている
・自動車学校の訓練も当然山道で行う
などなど……。どうやら学校教育や普段の生活を通じて、自然に標高を意識するようになっているようなのです。
「標高高いからここは寒いね〜なんて会話することもあるけど、それは普通かな」と語ってくれましたが、全然普通じゃないと思います。少なくとも私の普通とはちょっと違いました……。
【女子の胸を山で表す!?】
そして極めつけに謎だったのが、学生時代は女子の胸の大きさを山で例える男子が多かったという話。
「百村さんは旭山だね、とか言われたことあります。旭山は小学生のときに登る山なんですけど」
いや、わっかんないから! 失礼とかなんとか以前に、よくわからない!! 面白すぎて、逆に山に例えられてみたいです。すごいぞ長野県民……。
【その土地ならでは文化、面白い!】
日本一標高の高い駅や、日本一標高の高い小学校など、3000m級の山々に囲まれた長野県には「日本一標高の高い」スポットが数多くあります。
そんな地元の特色を「あそこに見えるのは何山で」「ここはどのくらいの標高で」と、小さな頃から生活の中に感じつつ育った人が多い……ってことなのかも。
軽い気持ちでたずねてみた質問でしたが、同じ日本の中でもその土地に根ざしたいろんな文化があるんだと実感できて、すごく興味深かったです。ちょっと実家の標高、調べたくなっちゃいました。
ぜひぜひ、あなたの身近な長野県出身の方にもたずねてみてくださ〜いっ!
参照元: Twitter @tera_sawa
画像=pouch編集部
執筆=森本マリ (c)Pouch
▼最寄り駅の海抜すらわかんないかも……
上京してびっくりしたことのひとつが、東京人はだれも自分の住んでいるところの標高を把握していないことだ。長野県出身者は誰もが実家の標高が言えるので、知り合いの長野県出身者に試してみて下さい。
— 寺沢 拓敬 (@tera_sawa) June 24, 2018
▼仮免なのにこんな厳しい山道を運転させらるよ(by長野県民)
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