ロックやヘビーメタルのギタリストがギターを壊すシーンは、もはや “お家芸” 。国内外問わず、多くのアーティストがパフォーマンスとして取り入れています。
そんなギタリストのパフォーマンスに挑むべく(?)誕生したのが、どんなに叩きつけても壊れないギター!
3Dプリントで作られたのは防水……ならぬ防 “壊” ギター、「スマッシュ・プルーフ・ギター(The Smash-Proof Guitar)」。
その強度は検証動画を観れば明らかなのですが……あまりに頑丈すぎて、 “ギターを叩きつけられた側” がぶっ壊れちゃってるんですけども!?
【過去100本以上のギターを壊した男】
3Dプリント技術を使い、チタニウム製の「壊れないギター」を製作したのは、Sandvikという会社。そのギターの製品テストを行ったのは、スウェーデン出身のミュージシャンでギタリストのイングヴェイ・マルムスティーンさんです。
「ギターを壊せるからギタリストになった」「これまでに壊したギターは100本以上」と豪語するマルムスティーンさん。
Sandvik社は、そんなマルムスティーンさんがギターを壊してきた過去の映像を確認し、ギターの弱点であるネックやボディなどの強度を追求したといいます。
【完全に凶器】
さて、製品テストとして行われたライブの様子を見てみると……。ボルテージの上がったマルムスティーンさんがどんなに強くギターを叩きつけても、全く壊れる気配がありません。
ですが、ギターが頑丈すぎるあまり、叩きつけられたアンプやモニターのほうがどんどんグシャグシャになっていく……!
いや、あの、これ完全に凶器じゃないですか。
【いいんだか悪いんだか…】
最終的にはギターをポーンと真上に放り投げ、そのまま地面に叩きつけたマルムスティーンさん。静まり返る観客を前に、落ちてきたギターを華麗にかき鳴らすところで、動画はジ・エンドを迎えたのでした。
ここまで丈夫なギターであれば、パフォーマンスし放題です。だけど……アンプが壊れてしまったんじゃあ、あまり意味がないような気がするのはわたしだけ!?
参照元:YouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch
▼そもそもなぜロックギタリストはギターを壊したがるのか…(永遠の謎)
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