タピオカを題材にしたホラー漫画が怖い。そんなウワサを聞きつけて、さっそく書店に直行した私。

ウワサになっているのは、小学館から発売された少女漫画雑誌『ちゃおデラックスホラー夏号』(2019年8月17日発売)に掲載されている、ハラミユウキさん原作の『デリシャス☆タピオカ!』

表紙は「これぞ少女漫画!」という感じでとってもかわいいのですが……ラストまで読むとその印象が180度変わりました。いやもう、なにこの衝撃展開!!!!!

【タピオカの妖精みたいなキャラが出てくるんだケド…】

『デリシャス☆タピオカ!』の主人公・江東あゆは、都会からやってきた転校生・キララに人気者の座を奪われて悔しく思っていました。キララが人気を集めた大きな理由は、「タピオカドリンクを飲んだことがある」から。

「タピオカドリンクさえ飲めば人気を回復できる!」と思ったあゆが出会ったのは、タピオカを広めるために全国をまわっている旅人・タピ岡田

タピオカをそのまんまゆるキャラにしたみたいなビジュアルがキュートで、まるでタピオカの妖精のようです。

【タピオカドリンクが悲劇を生む】

タピ岡田にタダでタピオカドリンクを振舞われたあゆは、そのおいしさに感動。タピ岡田を応援するために、キララも含めた友人たちを招待しタピオカドリンクをご馳走するのですが……キララだけが「まずい」と酷評したからさあ大変!

豹変したタピ岡田はキララをグシャッと叩き潰し(!)、まあるくこねて “人間タピオカ” にしてしまったのです。タピ岡田、妖精じゃなくて化け物だったなんて……!

【めちゃくちゃ短い漫画です】

ポップなタイトルやかわいらしい画風からはとても予想できないこの結末。あゆが最初に飲んだドリンクにも人間タピオカが入っていたのかもしれないと思うと、背筋が凍ります。

オチにもビックリですが、もうひとつ驚くべきは、この漫画がたった9ページで完結するという点! こんなに短いのに読む人を恐怖のどん底へ叩きつけるとは……タピ岡田、おそるべし。

参照元:小学館
撮影・執筆:田端あんじ (c)Pouch

▼ちなみに雑誌の表紙はこちらです