皆さま、くら寿司に行ったら、何も考えずに「くら出汁」(150円)を頼むのです。

シンプルにおいしい……というのも理由のひとつではありますが、なんとくら寿司をもっと楽しめる魔法のようなサイドメニューなんです!!

【単品でも美味しい出汁】

私が「くら出汁」を注文してみたきっかけは、SNSで「くら出汁でネタをしゃぶしゃぶすると美味しい」という投稿をたまたま見かけたから。

華やかなメニューが並ぶ「くら寿司」でなんの具材も入っていない「くら出汁」は正直なところてんぷらにしか使わないと思っていた存在。これまで完全にスルーしていました。ごめんね……!

心の中で「くら出汁」に謝罪しながら、まずは出汁そのものを味わってみると、しっかり魚介の出汁が効いていてこれだけでも美味しいです。

とくに鰹節の香りがふわ〜っと広がって、寒い日はとくに冷えた喉と心にしみわたります。くら出汁がこんなに美味しかったなんて驚きなんですけど……!!!

【楽しみ方1:しゃぶしゃぶ】

それでは、いよいよしゃぶしゃぶを楽しみたいと思います。やり方は簡単で、お寿司のネタをしゃぶしゃぶするだけ。ただし熱々の状態でないと火が通りにくいので、お寿司を先に注文しておくのがベストです。

結論からお伝えすると……くら出汁のしゃぶしゃぶ、最っ高♡

しゃぶしゃぶすることで食感が変わる楽しさがあるのはもちろん、魚の生臭さが軽減する効果もあるような気がしました。そして出汁にしっかり味がついているので、醤油とは違った優しい味付けを楽しめます。

基本的にどのネタでもおいしいと思うのですが、いろいろ試してみた結果……私のベスト3はこちら!

3位:えんがわ

コリコリした食感の「えんがわ」は火が通るとふわっとした食感も加わって2度おいしい!

2位:生えび

ねっとりした「生えび」は、プリッとした食感に変化。食感がガラリと変わるのが楽しいです!

1位:海老天

個人的に1番のヒットだったのは「海老天」。衣に出汁がじゅわ〜っと染み込むと最高でした。他の天ぷら系でも絶対おいしいと思います♡

これからの寒い季節には、お寿司のしゃぶしゃぶが私の新定番になりそう!?

【楽しみ方2:だし茶漬け】

出汁がちょっと冷めてきて、もうしゃぶしゃぶできないな……と思ったら、すかさず「鯛」を頼みましょう。

そのまま出汁にダイブさせれば、「鯛だし茶漬け」が楽しめてしまうのです!

あっさり&上品な鯛に、出汁の風味は言うまでもなく相性抜群。シメの一品としても相応しいメニューです。

【楽しみ方3:ひつまぶし】

それでもまだまだお腹に余裕があるのなら、今度は「特大切りうなぎ(一貫)」を追加すべし。

そう、今度は「なんちゃってひつまぶし」が味わえますよ!!

このうなぎのタレと出汁は最高のコンビで、本当にひつまぶしを食べている気分にひたれます。これからはくら寿司に行くたびにこのひつまぶしを食べちゃうかも……!

【150円で広がる楽しみ】

これまでスルーしていた「くら出汁」がこんなにおいしくて、お寿司のポテンシャルを引き出してくれるなんて……これまで注文していなかったことを後悔しています。

今までスルーしていて本当にごめんね、くら出汁!!!

私と同じようにこれまで「くら出汁」をスルーしていた皆さま、次にくら寿司に行ったらぜひ注文してみてください。くら寿司の世界が広がりますよ♡

参考リンク:くら寿司
執筆・撮影:五條なつき
Photo:(c)Pouch