「ベルサイユのさが」特設サイトより

先日キル フェ ボンとのコラボタルトをご紹介した佐賀県のプロジェクト「ベルさが」に、どうしても気になる商品がありました。

佐賀牛とのコラボ企画で販売されている商品なんですが、なんでもお肉をばらの花に見立てたアートなパッケージで届くらしいのです。本気ですか佐賀県……。

編集部に実物を送っていただいたので、レビューしたいと思います!

【お肉がばらに…見えるぞ!】

ご紹介する商品は「佐賀牛×Art Beef Gallery佐賀牛ローススライス500g『ベルサイユのさが』限定パッケージ」。クール便で届いた荷物を開封すると、マットブラックの箱に金の箔押しという高級感あふれる外装があらわれました。


ふたを開ける前に読むよう書かれたリーフレットには「食べる以外の体験を楽しむことができるギフト」の文字が。これは期待度が高まります。

それじゃあ見せてもらおうか、佐賀牛で描いた「ばら」の姿を……!

おぉっ、ちゃんとばらに見える! 結構すごくないですか?

切り出されたばらの図柄がものすごく繊細で「へへ、これ後ろのばら、お肉なんスよ」って言われなきゃわからないかも。

切り絵になっているのですが、透かし部分の線がとてもこまかくて、千切れてしまわないかとちょっと心配になるくらい。これはたしかにアートだわ。

オスカル様とマリー・アントワネット王妃もシンプルなアニメ調ではなくしっかりと細部までイラストとして描きこまれています。お肉を食べたあとは、額装すれば長く楽しめそうでした。

【特徴的な「艶さし」】

ひとしきりアートを楽しんだあとはいよいよ佐賀牛とご対面。開封してみると……驚きの美しさ!!!!

あまりお高いお肉には縁がないのですが、ロースのお肉にこんな波打ち際のような美しいサシが入ることあるんですか? 気になったので少し佐賀牛のことを調べてみると、

Aグループ佐賀管内肥育農家で飼育された黒毛和種であって、(公社)日本食肉格付協会の定める牛取引規格の最高の肉質である「5」等級および「4」等級のBMS「No.7」以上

これが「佐賀牛」と呼ばれる条件で、この美しい霜降りはまさにその特徴。「艶さし」と呼ばれているんですって。

【あまりの美味しさに無言に】

すき焼きやしゃぶしゃぶでの食べ方がオススメされていたので、お砂糖と醤油だけを使って焼き付けながら食べるシンプルな大阪風のすき焼きにしてみました。オスカル様と王妃に見守られながら……どういう状況?


ちなみにお肉は牛脂がついていたのですが、これだけ美しい霜降りのお肉なら脂は十分だろうということであえてナシで。


焼き上がったお肉に卵をたっぷりとつけて……パクリ! んんんんっ、やわらか〜〜〜〜〜い!!!


ひとくち食べてまず最初に出た感想が「やわらかい」でした。薄切りなのですぐに火が通るのですが、軽く焼きめがついてもお肉が固くなることもなく、むしろ口に入れるとフワッとしています。網状のサシでふんわり包まれたお肉の旨味の塊、という感じ。


また、こちらの商品は薄切りですが、1枚1枚が大きめ。だからなのか、口の中ですぐに溶けてなくなったりせず、お肉としての食べごたえが感じられるんです。お肉の旨味を噛み締めながらしっかり味わえるので、すき焼きやしゃぶしゃぶに向いているというのも納得です。

オスカル様、王妃。美しいばら「佐賀牛」はとってもおいしゅうございます……佐賀県は本気でした……。

【ご褒美やギフトにぜひ!】

アートもお肉も驚きのクオリティだった「佐賀牛×Art Beef Gallery佐賀牛ローススライス500g『ベルサイユのさが』限定パッケージ」は500gで1万5920円(税込み、送料別)。いや、たしかにちょーーーーーっと、お高い、です……。

ですが、年度末ということで1年がんばった自分へのご褒美や、お世話になっている方(特に「ベルばら」ファンや佐賀出身の方)へのギフトとしてはかなり喜ばれるでしょうし、外さないおいしさだと思います。

開封したとき、食べたときの感動をぜひ、ひとりでも多くの方に味わっていただければ……! 販売期間は2025年3月16日までなので、少しでも興味を持たれた方はぜひ参考リンクから販売サイトを訪れてみてくださいねー!

参考リンク:ベルサイユのさがJAタウン佐賀牛
執筆・撮影:森本マリ
Photo:(c)Pouch