「春夏コレクション」の記事まとめ
全体的に暗めのトーン、色は多くを使用しない。フォルムは洗練されたグラマラス、どこかアンダーグラウンドな雰囲気を漂わせるファッションの端々からは、物語を感じさせられる……。
リック・オウエンス(Rick Owens)がフランス・パリで行った2016年春夏コレクションのランウェイには、このブランドならではの特徴が全面に表れています。
とりわけ「物語を感じさせられる」ことについて強調されているのが、今回のショーの特長で、タイトルは「CYCLOPS(サイクロプス、ギリシャ神話に登場する巨人種の名前)」。
ところが、ショーの公式動画を見てみると……颯爽と歩くモデルたちに交じって、なんと、逆さになった人の両足を肩に担ぎ、前にぶら下げるように抱っこしている(!)モデルが登場。
他にも、逆さになった人の両足を同じように肩にのせ、手を使わずにおんぶして歩いているモデルさんもおりまして。もはや空いたお口が塞がらないっ。
なのに、モデルさんたちは一様に涼しげに、ランウェイを通り過ぎてゆくというシュールな演出。観客らが度肝を抜かれたことは想像に難くありません。
以前ご紹介した、アディダスの奇抜すぎるお洋服。
これまでそのぶっ飛んだ感性で、多くの人々に衝撃を与えてきたファッション界の奇才、ジェレミー・スコット氏。彼とアディダスがタッグを組んだことで一躍話題になったこちらのコラボが、今シーズンもまだ継続中との情報を受けて、早速チェックしてみましたよーっ。
みなさんは、『マーベル・コミック』という名前を聞いたことがありますか? もし聞いたことがなくても、『スパイダーマン』や『Xメン』、『ハルク』などの名前はご存じだと思います。
『マーベル・コミック』とは、これらアメリカンコミックスのキャラクターたちを数多く輩出した、大手アメコミ出版社のこと。
そしてこれからご紹介するのは、その『マーベル・コミック』や、アメコミ作者として非常に著名であるJack Kirby氏のコミックからインスピレーションを得た、オーストラリアの新進気鋭デザイナーデュオ『Romance Was Born(ロマンス・ワズ・ボーン)』の目にも鮮やかな2012年春夏コレクションの模様です。