日本を代表する現代アーティスト、村上隆さんによる久々の大規模個展「村上隆の五百羅漢図展」が現在、森美術館で開催されています。日本ではじつに14年ぶりとなるこのビッグイベント、ぜひ見ておきたいものです。
この個展でメインとなるのは、全長100メートルにも及ぶ超大作「五百羅漢図」。圧巻です。
さて、現代アートって難解なイメージがあるけれど、「五百羅漢(ごひゃくらかん)」に注目してみると、今回の個展がぐっと親しみやすくなるんです!
「五百羅漢」とは、お釈迦さまの弟子たちのこと。江戸時代には各地に彫像などがつくられました。写真のない当時、それぞれ顔の違った「らかんさん」に、お参りの人たちは亡くなった父母や恋人の面影を探し、久しぶりに再会したような感動をおぼえたのだそう。
大切な人の面影をそんな風に人々にしのんでいた頃があったなんて、感慨深いですよね……。
そんな「五百羅漢」をテーマにした村上さんの個展にちなんで、「らかんさん」に会える「天恩山 五百羅漢寺」との合同プレスツアーが開かれると聞き、さっそく参加してきました!