愛だの恋だので “わちゃわちゃ” する毎日からしばらく距離を置いていたのに、ある日突然、うっかり恋に落ちてしまった。

みなさんはそういった経験があるでしょうか? わたしは、ありまぁす!

予期せぬ恋。浮かれまくる心に戸惑いながらも、毎日が嬉しい! 楽しい! 大好き! 状態。「高校生じゃないんだから」と自分にツッコみつつも、1度火が点いた恋心はもう止められません。

というわけで今回のテーマは、「30代、久しぶりの恋で心がけたい6つのこと」。素直に気持ちを伝えるべきなのか。その前にすべきことはあるのか。お付き合いが始まったら、どんなことに気をつけたらいいのか。自分、そして周囲の女友達の経験談を踏まえて、チェックポイントを導き出してみました。

【1. 相手にパートナーがいるかどうか、まず最初にたしかめよう】

30代で好きになる相手ともなると、年齢的に、パートナーがいる確率がグンと上がります。

恋人がいるというだけならまだしも、既婚者となると厄介。恋の深みにどっぷりハマってしまったら最後、「不倫関係まったなし」です。始めにこの部分をハッキリさせておきましょう! 最初の段階なら、傷も浅くて済むと思います。

【2. 年齢を気にしすぎるのは損】

私自身は、恋愛をするうえで年齢を気にしたことはありません。ですが周囲には少なからず「イイ年して恋愛で浮かれるなんてみっともない」「笑われるんじゃないか」と気にしてしまう大人の女性がいます。

いいじゃないですか、浮かれたって! だって誰にも迷惑かけてないんだし! 人生は1度きりしかありません。周りの目を気にしすぎて窮屈な恋するなんて、もったいないと思うんです。おじいちゃんとおばあちゃんが手を繋いでいる姿を微笑ましいと思う人は少なくないでしょうに……30代、40代、50代だとおかしいだなんて変だと思うのです。

【3. 「友達以上恋人未満」のドキドキ感を味わいつつ、相手の本気度を見極める】

恋愛関係になる直前のなんともいえないドキドキ感は、 “恋” をする過程の中でもっとも至福の時かもしれません。ただし、年を重ねるごとに、気楽な「大人の関係」だけを求める人がいるのも事実。相手も自分に真剣な好意があるのかどうか見極めることも重要かもしれません。

口ではなんとでも言えるので、見るべきは行動です。夕飯を食べるほんの小一時間でもこまめに時間を割いて会ってくれるとか、どうにか連絡しようと努力してくれるとか……。

グッときたのは「今仕事がこんな状況で、忙しくて数時間しか会えない。無理はしてほしくないけど、僕は会えたら嬉しいです」というメッセージをもらったとき。今の自分の状況を素直に話してくれたこと、ムリを強いないけど、ちゃんと会いたいと意思表示してくれたところに真剣味を感じました。

【4. 気持ちは素直に伝えよう】

相手が完全フリー、しかも自分に対してハッキリとした好意があるとわかれば、ためらわずにアプローチしてしまえばいいと、私は思っています。

恋のチャンスが目白押しだった20代と比較すると、30代以降はそういった機会が減少傾向に。だからそもそも、恋に落ちることができただけでラッキー♪ 好きだという気持ちを自覚しているのなら、まっすぐ目を見て「好きです」と伝えたほうがいいです。かけひきも要りません。人間、素直が1番! 素直は可愛いし最強!

【5. 忍耐力を鍛えよう】

さて、せっかくお付き合いが始まっても、恋がご無沙汰だと自分に自信を持てない人も多いよう。つい “相手を試す” ような言動や行動をしがちだと、私含め周囲の友人たちを見ていて感じます。好きだと気持ちが暴走してしまいがちだけれど、相手を置き去りにしてしまっては恋愛とは言えないなぁと思うんです。

自分のペースばかり押し付けるのではなく、相手のペースを考慮して「待つ」結論を急ぎすぎない。焦らない。試さない。

過剰な無理はしないほうがいいけれど、恋愛ではある程度の忍耐力も必要なんじゃないかと思うんです。

【6. 依存しすぎない、精神的に自立しよう】

久しぶりに恋に落ちると、「彼がこの世のすべて♡」になりがちです。ですが依存しすぎては、恋愛以外に目を向けられなくなってしまう怖れがあります。

そして「○○くんの好きなほうでいいよ」「任せるよ」などと、意思決定をすべて相手にゆだね過ぎないことも大切な気がするんです。「私はこうしたい」「私はあれが好き」とハッキリ言える、芯のある女性。自分の足だけでしっかりと立っている女性であることで、2人の関係がもっともっと豊かなものになるのではないかと思いました。

イラスト=テリーヌ富士子
執筆=田端あんじ (c)Pouch