みなさん、ハイヒールをはいていますか? 記者は先日、ハイヒールをはいていて、外国人の知人に「日本人女性って歩き方が変な人、多いよね」と言われました。婉曲に記者の歩き方を指摘されたものと思われます。ショック! 

そこでYouTubeで「Japanese girl walk」と検索すると……、出てきましたよ、いくつも動画が。「彼女は自分のセクシーさを隠したいのかな」とか「酔っぱらってるように見える」とかコメントも多数。でも、記者も似たような歩き方かも。

ヒールで美しく歩くコツはないのかしら? そう思って、ヒールウォーキングセミナーに参加してきました。講師はデューク更家氏公認ウォーキングスタイリストを経て、現在は、企業や学校でも『歩き方』の講習を行っている、みのわあい。先生です。

【みなさんの足が今すぐ長くなります!】
みなさん、足の長さは何センチありますか? 記者は座高も高いし70センチくらいかしらと思っていたのですが、みのわ先生の講座に1回出ただけで、足が105センチくらいまで伸びてしまいました! 当社比1.5倍です!

なぜそんなに長くなるのかって? 内緒です。なーんて書くとメル編集長に叱られるので書きますと、「足」だと認識する場所が、講座に出た結果変わったからです。みのわ先生いわく、足はみぞおちの辺りの脇腹から始まるとのこと。確かに背筋を伸ばしてすっすっと歩きながらみぞおちを触ると、周りの筋肉が動くのがわかります。

でもヒールでぼたぼた歩いてしまうと、ひざから下しか使えていないので、足の長さは50センチくらいに見えてしまうそう。そりゃ困る!! つまり、足の長さは歩き方によって違って見えるのです。ぼたぼた歩くと足の長さは50センチ、普通に歩くと70センチ、みのわ先生の歩き方をすると105センチに見えてしまうのです。

みのわ先生の歩き方はみぞおちの辺りの腹筋から使って歩くので、講座では全身のストレッチ、骨盤矯正の体操、腹筋から足指までの筋力トレーニングに、全体の半分くらいの時間を費やします。

美しくハイヒールを履きこなすには、全身がやわらかくほぐされ、骨盤に歪みがなく、腹筋から足指までの筋肉がちゃんとついていることが肝心だということなのですね。

【ハイヒールで歩くためには、足の指でぐっと靴をつかむ必要がある!】
講座の前半のトレーニングのなかで記者が「そこまで鍛えるのか!!」とびっくりしたのは、「足指を鍛える」というもの。

ハイヒールのなかで足指は常に靴をつかもうと頑張っているそうです。ヒールが高かったり、足の甲が広く見える靴を履くと、家に帰ってから足の裏や指の後ろが痛くなりますよね。それは、足指が靴をつかもうとして頑張っているからなのだそう。

足指を鍛えれば、靴をグッとつかむのが楽になるので、ハイヒールも楽にはきこなせるようになるのです。

足指の鍛え方はとっても簡単! 靴下を脱いで、足指で「グー、チョキ、パー」を10回繰り返すだけ。足指がつりそうになりますが、つらなくなるころには、ハイヒールを履くのがぐっと楽になるかも。

テレビを見ながらでも簡単にできるので、毎日やることがオススメです!

写真はみのわ先生の足指。パーの時の足指、ものすごい開きっぷりです!!

【ヒールで美しく歩くコツ】
全身のストレッチ、骨盤矯正の体操、腹筋から足指までの筋力トレーニングを行なったら、いよいよ本題。美しく歩く練習です。ヒールを履いて美しく歩くコツは以下。

1. 背筋を伸ばし、胸をはる
2. 目線は遠くに。下を見ない
3. つま先とヒールは同時に着地する
4. つま先は外側に向け、気持ちとしては前から内側のくるぶしが見えるように着地する
5. 直線をまたぎながら歩くように、足を内側へ内側へと運ぶ

1と2までは記者も「そりゃそうだろう」と思ったのですが、3〜5で目から鱗が落ちました。以下、3から詳しく説明します。

【つま先とヒールは同時に着地する】
よく、「歩くときはかかとから着地しましょう」と言われますよね。でも、ハイヒールを履く場合は、それは正しくないそうです。
「ハイヒールをはいて、かかとから着地しようとしたら転んでしまいます」とは、みのわ先生の言葉。

おっしゃる通りです、はい。ハイヒールの場合、かかとの面積がとても小さいし、すでに足はつま先立ち状態なので、かかとから着地するのは無理です。そのため、かかととヒールは同時に着地していいのです。

【つま先を外側に向け、前から内側のくるぶしが見えるような具合に着地する】
つま先は外側に向け、気持ちとしては前から内側のくるぶしが見えるように着地します。(上の写真の青字を参照)。完全にくるぶしを見せようとするのはやりすぎですが、くるぶしがちょっと見えるような角度にすると、圧倒的に足が長く見えます。

つま先が内側を向いてしまうと足がとっても短く見えてしまうそう。気持ちとしては、時計の針を想像して、足のつま先は右足が1時、左足が11時くらいを指すようにすると良さそうです。

【直線をまたぎながら歩くように、足を内側へ内側へと運ぶ】
「モデル歩き」というと、「一直線上を歩く」というイメージがあると思いますが、ハイヒールでは一直線上だとあまりかっこ良く見えないそうです。スニーカーやバレエシューズであれば一直線上でも大丈夫ですが、ヒールが高くなればなるほど、足をクロスさせるように前に出す必要があるとのこと。

上の写真に赤字で示した通り、直線をまたぎながら歩くように足を運ぶ必要があるのです。

「そんなの不自然じゃないの!?」と心配になりますよね? でも大丈夫です。見てください! みなさん、とっても自然ではありませんか? そして運動用の服装だと言うのに、みなさんものすごく美しい!!


【歩くことは全身運動】
みのわ先生の教えを守って歩いてみると、気付くことがあります。それは、この歩き方だと全身を使って歩かざるを得ないと言うこと。

教えを守って足を内側へ内側へ運ぼうとすると、脇腹の辺りから意識しないとバランスがとれません。ひざから下だけで歩こうとしてもムリ! 手を後ろに引きバランスをとり、背筋をまっすぐにして目線を遠くにしないと、とてもじゃないけど歩けません。

ということは、美しくハイヒールで歩こうとすると、自然と全身を使って歩くことになるし、ひざから下の足だけではなく、みぞおちの辺りからの足を使わなくてはいけなくなります。つまり、美しくハイヒールで歩くと、足はとっても長く見えちゃうのです!!

記者はこの歩き方を訓練して、足を1.5倍長く見せようと見せようと思います。身につけたら、外国人の知人の前でも歩いてみせようっと。みなさんも、ぜひ、美しい歩き方をして、足を1.5倍長く見せてはいかがでしょうか。

(取材、写真、文=山川ほたる)

取材協力:みのわあい。(http://iwalkwith.me/