現在ネットを中心に広まっているのが、女性の靴問題を訴える「#KuToo」。「靴」と「苦痛」とかけあわせた造語で、性被害を告発する「#MeToo」になぞらえています。

「#Kutoo」とは、職場でのパンプスやハイヒールの強制をなくそうとする動きのこと。

きっかけは2019年1月24日にグラビア女優の石川優実さんがツイッターで声をあげたことで、6月3日には、厚生労働省に法律による禁止などを求める署名1万8856人分が提出されています。

【ヒールやパンプスを強制する職場は珍しくない】

ヒール付きの靴を職場で強制されるのは、珍しいことではありません

だけど正直、ヒールで動き回るのは困難。飲食店の立ち仕事でヒールを履いていた頃は靴ズレが絶えず、傷だらけになり、血を流しながら、走り回っていたっけ……。

こうした辛さは、1度でもヒールを履いたことのある方なら見に覚えがあるはず。ですがヒールと縁のない男性にとっては、ピンとこないかもしれません。

【男性に体験してもらった】

女性の大変さをもっと知ってほしい!という思いのもと、かつて姉妹サイト「ロケットニュース24」で実行されたのは、ライターのあひるねこさん(32歳男性)による「1日女装体験」

この企画で「人生初ヒール」にトライしたあひるねこさんは、「ひゃぁ〜!! これ何? 思ったより危険なんだけど…!!」と叫び出すレベル。

ゆっくり歩いているにもかかわらず、ハイヒールという不安定な靴のせいで、バランスを取るのに必死。最初のうちは女性スタッフの肩を借りずにはいられませんでした。そして人生初のハイヒールを履いた彼の感想はコチラ。

・とにかく足が痛い
・歩くってレベルじゃない
・気を抜いたら転びそう
・いつものスピードが出ない
・街中にトラップが多い(マンホールのフタなど)
・ちょっとした坂道が急斜面に感じてこわい

最終的にあひるねこさんは「正直、前を歩く女性に歩くの遅いなと思ったこともあったけど、これ履いてたら当然だわ」とまとめています。

【ただ「履きたい靴を履きたい」だけ】

ヒールは美しく魅力的な靴ですし、積極的に履きたい日もあります。「たとえ痛くても、怪我をしようとも、ヒールを履いて歩きたい!」という人だって、いることでしょう。

履きたい人は履けばいいし、履きたくない人は履かなければいい。「#Kutoo」は、女性たちが好きな靴を履く自由を得るための運動なのです。

昨今は多くの企業で働き方改革が進められていますが、女性の靴の自由化もぜひ進んで欲しいものですね!

参照元:Twitter #KuTooTwitter @ishikawa_yumi時事ドットコム
執筆:田端あんじ (c)Pouch

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