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2008年に逝去された、「ギャグ漫画の王様」、赤塚不二夫さん

彼の生誕80周年を迎えた今年、その足跡を辿るムック本「赤塚不二夫80年ぴあ」が登場、来る5月22日(金)に刊行されるみたい。

それに際し現在特設サイトにて、好きな赤塚作品キャラクター大投票が、実施されている模様。数多の名物キャラの中から、お好きな1名をチョイス。なおかつそのキャラを好きな理由も書いて投稿すれば、同誌面にてあなたのメッセージが紹介されるかもしれないんですって!

【名物キャラが続々登場】

特設サイトにラインナップされているのは、おなじみ「天才バカボン」「おそ松くん」「ひみつのアッコちゃん」ら、数々の名作に登場しているキャラクターたち。

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【マニアックな登場人物もたっくさん!】

もちろん誰もが知っている有名キャラも多数おりますが、その顔ぶれは、なかなかマニアック。赤塚作品を深く広く知る者、あるいは世代がやや上であるならばご存じなのでしょうが、アラサー記者には先ほど名を挙げた3作品までが限界ですわ……。

【投票された中からベスト80を決定するよ】

ちなみに、ラインナップにいないキャラクターにも、投票することが可能。受け付け終了後は、その中からベスト80を決定し、各キャラクターの略歴やエピソードが紹介される予定なのだそうです。

【好きな作品&好きな赤塚不二夫エピソードも募集中】

そのほか同サイトでは、「最も好きな赤塚作品(どの作品でも可)とその理由」、さらには「あなたが見た、聞いた、または大好きな赤塚不二夫さんのエピソードとその理由」も絶賛募集中。ウソかホントかわからない数多くのトンデモエピソードで知られる赤塚さんだけに、その全貌が非常に気になるところですね……!

【記者的ナンバーワンエピソードをご紹介】

ちなみに記者が好きなのは、赤塚さんの娘さんが著書「バカボンのパパよりバカなパパ」に記したエピソード。印刷日の前日に、赤塚さんの大切な原稿をタクシーに置き忘れてきてしまった編集者に、赤塚さんが放った言葉と、その後の行動です。

【怒るどころか、落ち込む編集者を励ました赤塚さん】

普通の人なら絶対に激怒するであろうこの状況を前に、赤塚さんは全く怒らず、それどころか「まだ時間がある、呑みに行こう!」と言葉をかけたのだそう。その後本当に呑みに行き、帰ってから原稿を見事、書き上げたんですって。

【器がでかすぎる! これは惚れちゃう!】

しかもそれを手渡す際、「2度目だから、もっとうまく描けたよ」と言ったというのだから、その器の大きさに惚れちゃう! 多くの人々に愛されたのも、納得です。

赤塚さんの作品、そしてその稀有な人柄に触れることができる必読の1冊。その製作に間接的ながらも関わることができるこのまたとない機会を、どうかお見逃しのないように。

参照元:赤塚不二夫生誕80周年MOOK本「赤塚不二夫80ぴあ」
執筆=田端あんじ (c)Pouch