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12月1日に発表された2016年の新語・流行語大賞。その中で選考委員特別賞を受賞したのが「復興城主」という言葉でした。

これは、2016年4月に起きた熊本地震で被災した熊本城の復興支援として11月1日にスタートした企画の名称です。個人で1回につき1万円以上の寄附をすると、「復興城主」として「城主証」がもらえ、寄付金は、石垣をはじめとした文化財建造物の修復に充てられます。

【熊本城の復興を「城主」として支援】

実は、熊本城は被災以前から「一口城主」という制度がありました。こちらは1万円以上の寄付をすると「一口城主」として「城主証」「城主手形」が発行され、天守に芳名板が掲示されるというもので、非常に人気のある制度でした。

しかし地震の影響で、「一口城主」は4月21日から休止に。そこで今回復興のために作られたのが「復興城主」です。

【デジタル芳名板に自分の名前が!】

旧来の「一口城主」との違いは、城主の証である「芳名板(ほうめいばん)」が、デジタル化してスクリーンに映し出される「デジタル芳名板」になるところと、熊本城の震災前後の姿をまとめた限定写真集が付与されるところ(※)。そして、寄付者の名前が永代帳に記載され、永久保存されるところのようです。

デジタル芳名板は城彩苑「湧々座」の2階に展示され、この場で記念撮影も可能とのこと。城主として自分の名前が残ることで、さらに熊本城への愛が深まりそうですね。

【城主手形はさまざまな特典つき】

ちなみに、「城主証」は優待証のような側面も持っているようで、市内の観光施設や協賛店舗などで提示すると特典を受けることができるのだそう。

熊本城公式ホームページによれば、「城主証」が手元に届くのは申込月から2ヶ月後とのこと。またこれまで「熊本城災害復旧支援金」に1回につき1万円以上の寄附をした人も、別途申込みをすれば「復興城主」になれるようです。

【いままであった一口城主はどうなるの?】

ちなみに、以前の一口城主は今後復活する予定があるのか、熊本城総合事務所に問い合わせたところ、熊本城が修復されてからまた募集をする予定とのこと。ちなみに天守閣は3年、石垣を含めた城全体は20年〜30年ほど復旧に時間がかかる見込みだそうです。

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【あなたも復興城主になろう】

「復興城主」の申し込みは、熊本城へ直接出向いて行う方法と、ゆうちょ銀行を通して寄附する方法があるようです。詳しい方法は、公式ホームページをチェックしてみてください。

熊本城の復旧・復元に一役買うためにも、この機会に「復興城主」になってみてはいかがでしょうか。

※限定写真集は熊本城内の受付での配布となり、郵送は受け付けていません

取材協力:熊本城総合事務所
参照元:熊本城公式ホームページTwitter @K_Onishi
Photo:熊本城総合事務所, used with permission
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼地震前の熊本城の姿

▼熊本城の美しい石垣

▼加藤清正の考えた「武者返し」の石垣は上に行くほど絶壁に

▼こちらは地震直後の熊本城の姿


▼熊本城名物、武者返しの石垣が…

▼現在復興作業中…頑張れ熊本!