2004年の京都検定以来「検定ブーム」といわれて、全国でさまざまな検定が実施されていますが、この度、天文・宇宙ジャンルでは初めて全国規模で行われる検定試験「第1回天文宇宙検定」が開催されることになりました。
天文・宇宙関係の話題といえば、昨年から「はやぶさ」が大ブームに。今年から来年にかけては、はやぶさ関連の映画の公開が相次ぎ、さらなるブームになりそうです。このほかにも宇宙旅行や資源開発など、近年注目が高まっている分野ですから、興味があるという方も多いのではないでしょうか。
第1回の検定試験は、東京・大阪の2都市で10月9日に開催。2級と3級があって、いずれも4者択一のマークシート方式で全80問。2級は「銀河博士レベル」で、高校生程度の天文学知識を基本に、天文学の歴史や時事問題等を学びたい方を対象とした内容、3級は「星空博士レベル」で、中学生程度の天文学知識を基本に、星座や暦などの教養を身につけたい方を対象とした内容になっています。
ちなみに、3級の例題はこんな感じ。
例題:星座の中で1番大きな星座はなんでしょう?
1. うみへび座
2. おおぐま座
3. おとめ座
4. かに座
答えは、①の「うみへび座」です。うみへび座は、勇者・ヘルクレスが退治した怪物ヒドラを星座にしたもの。なんと! その長さは100°以上にもなるとか。ちなみに、最も小さな星座は「みなみじゅうじ座」だそうです。なんだか星空を眺めるのが楽しくなりそうな問題ですよね。
このように、ただ単に知識を試すというよりも、天文・宇宙のおもしろさや奥深さに触れて、楽しさを広げることを目的とした試験です。星空や宇宙に興味がある方は、受験してみるとおもしろいのではないでしょうか。ちなみに、合格者には「銀河鉄道999」でおなじみの漫画家・松本零士さんのイラストが入った合格認定証がプレゼントされます。こちらも楽しみですね。
(ライター=シナモン)
参照元:天文宇宙検定(http://www.astro-test.org/)
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