「コピ・ルアック」
それは、コーヒー好きにとって、世界で最も高価でおいしいとされるコーヒー。
ジャコウネコという、嗅覚に優れ、おいしいコーヒーの実しか食べないネコをコーヒー農園に放ち、そのネコのうんこからコーヒー豆(種子の部分)を採取するもの。
ジャコウネコが、このコーヒー豆(種子)を消化できないらしく、そのまんま取れて使えるそうだ。
つまり、本当においしい豆を厳選してくれるのをジャコウネコ君がやってくれて、それを集めたのがこのルアックコーヒーというわけ。
お店に入ってこのジャコウネコのうんこコーヒーを頼むと、まずはそのお値段にビックリする。1杯1000円という破格の価格なのだ。
飲んでみてまたビックリ。非常に香りがよく、そんじょそこらのコーヒーでは太刀打ちできないアロマが鼻腔を駆け抜けていく。まさに、鼻腔をくすぐる、とはこのこと。鼻腔をくすぐられたあとのフィニッシュは、コーヒーにありがちな嫌みな酸っぱさなど微塵も感じさせない、まるでベルベットのような滑らかな味わいが舌の上に残る。
皆さんも違いがはっきりと分かる「うんこコーヒー」を味わってみてはいかがでしょうか?
(写真、文=たかぼぅ)
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