みなさん、あけましておめでとう!

……って新年の挨拶をするのは不謹慎!?

人々を深い悲しみに包んだこの1年。まだまだ被災地の復興は始まったばかり。さらに原発問題にいたっては何ひとつ解決していない。

ある意味、日本全土が喪中状態にあるなかで、はたして「あけましておめでとう」と新年の挨拶をしていいものか。そんな疑問がネット上で囁かれています。確かに、新年を祝う言葉を交わすとなると、人によってはちょっと不謹慎だと思われてしまうのかな?

これらの声に応えるように、乙武洋匡さんがツイッターで次のようにつぶやいています。

「僕は言うつもり。もちろん、悲しいこともたくさんあった一年だった。でも、こうして命あって新年を迎えられる。それでけで、素晴らしいこと、ありがたいことだと思うんだ。いつも以上にそのことを噛みしめられる年」

「感謝しよう。命あることに感謝しよう。この先も人生が続くことに感謝しよう。そんな思いを胸に、僕はいつも以上に心をこめて、新年のあいさつをするつもりでいます」

命あることに感謝する。悲しいことすべてを心に受け止めて生きる一年でありたい。きっと乙武さんと同じように思っている人は多いはず。例年よりもひと際感謝を込めた「あけましておめでとう」を。

あらためまして、あけましておめでとうございます!

(文=ricaco)

参照元:乙武 洋匡ツイッター(https://twitter.com/#!/h_ototake