『マリメッコ』といえば、女子のココロをつかんでやまないキュートなデザインで名高いフィンランドのテキスタイル&雑貨ブランド。
ビビッドな色使い&やわらかフォルムの果てしなくキュートなパターンが配された布製品やインテリア雑貨の数々ときたらまるで夢世界の産物、ホームページで眺めているだけでも幸せすぎてポエェェェとなってしまいます。いつかイッパツ当てて大金持ちになって(または親切なおじさまをつかまえて)ベッドルームのすべてをマリメッコで統一してやるんじゃ、という野望さえほのかに抱いてしまうというものです。
さて、スウェーデン出身のIKEAなどとともに「北欧=デザイン」というイメージを作り出しているマリメッコ社ですが、このたびなんとフィンランド共和国の発行する硬貨をデザインしたというのです!
ただのそのへんのコインじゃない、きちんとしたユーロ通貨だよ! マリメッコ・デザインの硬貨とはいったいどんな感じなのか、というと……
こんな感じ!
ひえええ、まごうかたなきマリメッコ・デザインじゃ! マリメッコ柄の代表である「ウニッコ」(けしの花)が、カラーで刻まれてる! なんてかわいい……っ!!
これは、今やフィンランドのデザイン界を代表する存在であるマリメッコとその創業者であるアルミ・ラティア女史を記念した特別記念10ユーロ通貨。
コイン片面には彼女の肖像と生没年、もう片面には彼女の盟友にして敏腕デザイナーのマイヤ・イソラ女史が創り出したウニッコの意匠が刻まれています。
なおこの記念通貨の入手方法ですが、ユーロ圏に住んでいる人はフィンランド造幣局(http://goo.gl/yjpyj)に直接申し込むことができるものの、日本から買うには個人輸入のお店を経由するしかないようです(フィンランド造幣局のサイトでは「泰星コイン」を販売元に指定)。
駐日フィンランド大使館の公式Twitter(http://goo.gl/orfNw)によると「現在あいにく品切れにゅっと。近日中に発売が再開されるものとみられます」とのこと。(※原文ママ、フィンランド語を用いた口調“にゅっと” が人気)
数量限定の記念通貨なので貨幣というより美術工芸品のような扱いを受けるため、フィンランド国内でもこの美しいコインが一般的に流通することはあまりないと予想されます。うーんちょっと残念。
フィンランドに行ったら全部のコインがマリメッコの花柄! だったらいいのになー、なんて思ってしまったのはわたしだけでしょうか。
それでも、こんなかわいい硬貨をきちんと作ろうというフィンランドのデザイン心はやっぱり素敵! コインにカラーでプリントするという技術も実用化されていることだし、今後北欧を中心としてキュートなデザイン硬貨がたくさん登場するかもしれませんね。
(文=纐纈タルコ)
参照元:フィンランド造幣局ニュースリリース(http://goo.gl/mxPhL)
▼ケースもめっちゃかわえええぇえぇ!!!
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